脱・ワーカホリック宣言 エンジニアのための「アフター9(ナイン)」の過ごし方

“自己チュー”で幸せになれる

小黒一三

「心が不健康なのはよくない。納得して日々を生きようよ」

  上昇志向が強いっていうのは、要するに周りの人と自分を比べているからだよね。マサイの人が言ってたんだけどさ、ケニアの悪い政治家は、悪いことをして稼いだお金でスイスとか色んなところに旅行にいくんだって。

  でも、マサイの人は、お金をもらうとすぐ銀行から下ろして牛を買ってくる。旅行にはいかないんだって。「何でお前外国いかないの?」って聞いたら、「ミスター・オグロ、世界中からこのマサイマラに人が来る。ということは、ここが世界で一番いい場所なんじゃないのか?」と言われて、二の句も継げなかったね 。

  ソトコトって「キレイ」だから、読者がこのオフィスに来ると幻滅するんだよ(笑) 若い女の子たちは、「何でこんなところで作っているんですか?」って言う。でも、親父は築地のマグロ屋だしさ、これが東京っ子のスタイルなんだよ。

  それに、これは俺なりの納得と美学とでもいうのかな、あんまりオシャレなのはインチキくさいしさ。まあ、雑誌は商品だからある意味インチキだけど、「工場」はこれくらいが居心地いいわけで、そこは納得しているからまったく気にならない。

  結局人間って、今目の前にあるものを納得するしかないんだよね。「目標は高く」なんて言うけど、もっと簡単に“ピースな感じ”で生きられたらそれでいいんじゃない? 今ここにあることをあるがままに受け入れちゃったほうが楽だし、それが一番健康的なんだって思うよ。

「アフター9」実践レポート 「“行きつけの店”を探してきました!」	 はじめまして、エンジニアのKです。ワーカホリック・エンジニアを代表して、このコーナーを担当させていただきます!今回は、小黒さんの「社外の友達を作れる環境にないのなら、いい飲み屋を探
せばいい」という言葉を受け、早めに仕事を切り上げて夜の街に繰り出してみました。 もともとお酒好きですが、社内の打ち上げなどでたまに飲むくらいだったので、いわゆる飲み屋街にいくのは初めて。小さなネオンサインがひしめき合う独特な空間をさまよい歩き、辿り着いたのがこのショットバーでした。薄明かりの心地良さ、こぎれいなカウンターから出されるカクテル、気さくな
バーテンダー……「なるほど、こういうことか」といい気分でゆっくり3杯。「気をつけて帰ってね」、この言葉を背中に受けて眠らない夜の街に出ると、刺すような冷たい風が火照った頬をさらう。「おいおい、もう終電ねーじゃん」と独りつぶやきながらも、また来ようとほくそ笑んだ「アフター9」でした。

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