脱・ワーカホリック宣言 エンジニアのための「アフター9(ナイン)」の過ごし方

「目的」を持てば休暇もとりやすい

丁野朗

「休むことや早く帰ることに罪悪感を覚えてはいけません」

  日本の「サラリーマン社会」には、依然として早い時間に退社したり、休みを取ることに対するある種の罪悪感が根強く残っています。

  こうした罪悪感から解放される方法のひとつは、早く帰ったり休んだりする「目的」を持つということです。休暇をとることに慣れていない人は、目的もないのに有給休暇を消化することがなかなかできません。

  でも、何でもいいので「○○をするから休暇をとる!」と明確な目的を設定してしまえば、意外と抵抗なく休めるものです。それは、趣味でも子供と旅行するでもいいし、あるいは、自分のスキルを磨くことが動機になってもいいでしょう。

  私はかつて、最も労働時間が長いと言われていたトラック業界の労働時間短縮を目的とした厚生労働省の委員会メンバーを務めたことがあります。この業界では、それまでどんな手を打ってもトラック運転手の有給休暇の取得が進みませんでした。ところが、将来彼らが独立したときのために、会社の経営や法務、税務を学ぶことができる、休暇を利用した教育研修のための休暇制度を創設したところ、有給休暇の取得率が大幅に上がりました。

  日本の会社は、生産計画はきっちり組みますが、休暇計画はほとんど組まないというところが少なくありません。でも、十分な休養があってはじめてよい仕事ができるのであり、社員を休ませる意識のない会社は、長い目で見れば生産性も落ちますし、結果的には優秀な社員を「退職」という形で失うことになるでしょう。これからは、「休暇の与え方」が伸びる会社のキーワードになるかもしれませんね。

「“プチ留学”計画を立ててみました!」どうも、SEのKです。ワーカホリック・エンジニアを代表して、このコーナーを担当させていただいております! 今回は、丁野さんの「何でもいいので『○○をするから休暇をとる!』と明確な目的を設定してしまえば、意外と抵抗なく休めるもの」という言葉を受け、エンジニアとしての「目標」+αで個人としての「夢」について思いを馳せてみました。 というのも、最近インドへの留学願望が強まっているからなのですが。インドといえば、IT技術の最先端、しかも、学生時代からその文化に深く魅了されていたので、観光も兼ねてその風土を知るために、ぜひとも旅立ちたいのです。 というわけで、本格的な留学を実行する前に、まずは2週間の“プチ留学”計画を立てはじめたのでした。将来的にグローバルシステムの開発に携わり、国際間のコミュニケーション力を養いたいという「夢」がありますから……。

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