Profile
吉岡達也(よしおか・たつや)
1964年生まれ。筑波大学大学院修了(専攻・民事訴訟法)。毎日新聞社、NHK記者、住宅新報社「月刊マンション管理ジャーナル」編集長を経て、現在、住宅新報編集長。著書に「少額裁判制度概観」などがある
2004年度の新設住宅の着工件数は1.7%増(対前年比)の微増で、05年度もほぼ横ばいで推移するとみられている。住宅市場を牽引するのは積水ハウス、大和ハウス工業の最大手を中心とする大手8社。だが、中堅・新興企業も、住環境に優れた地域に密着した用地買収、デザイナーズハウスやオーダーメイド設計、さらに機動性を利用した多業態とのマッチングなどで特色を出す独自の差別化戦略で対抗している。
「都心回帰が進み、“終の棲家”の選択肢が分譲や賃貸マンションなどに広がる中、戸建住宅は健闘しています。現在の顧客の中心は、消費欲が旺盛で個性を重視する団塊世代、およびそのジュニア層。住宅選びに厳しい目を持つ彼らを積極的に取り込む戦略が功を奏しています」と住宅新報社の吉岡達也氏は語る。
技術革新や販売力強化も進められている。技術面では従来、高層のビルやマンションで注目されていた耐震・免震の技術などのメソッドを取り入れ、また、廃材の無駄を排除したリサイクルによる環境共生の動きも盛んだ。
「業界全体の横の連携が強化され、技術の底上げが進んでいます。従来の木造住宅に、材質向上や品質管理による短納期・コスト削減を可能にした2×4などの工業化住宅のメリットを融合させた“より人間らしい温もりのある住まいづくり”に視点が移っているといえるでしょう」
販売面でも、前述の設計プランに加え住宅ローンなどでよりよい提案ができる人材の育成が進められており、2006年4月から住宅金融普及協会により登録がスタートする民間資格「住宅ローン・アドバイザー」の講座受講者の多くが住宅メーカーの営業マンで占められていることからもその重要性がうかがえる。
「マンションと比べて、戸建住宅販売はソフトである個人の人間性が重視される傾向が強い。勝ち組を目指すメーカーにとってコンサルタント的な提案ができる人材が必要になっているのです」
さらに現在、住宅市場で注目されているのがリフォームビジネスだ。少子高齢化が進む中、バリアフリーを牽引役として子供の独立を期に住み慣れた家をさらに住み易くしたいという需要は大きい。そのため、従来のリフォーム業者に加え、住宅・住設機器メーカーなど、リフォーム分野への新規参入が相次いでいる。「リフォームビジネスははじまったばかり。悪徳業者を排除するための業界の制
度化もあり、今後、市場が拡大することは間違いないでしょう。住宅建設もリフォームも、顧客の信頼を得られる誠実な企業が勝ち残るだけに、転職先選びにはその企業がどんな要素で信頼を獲得し、ブランド力を付けているかを見ることが重要でしょう」
顧客にとっては人生最大の買い物をするわけですから、知識や経験よりも信頼されることが一番。つまり人間力が重要で、法や倫理を守りながら、顧客の視点に立って設計からローンの組み方までコンサルティングできる人材なら引く手あまたでしょう。未経験でも関係ありません。人付き合いが好きで、顧客と一緒に作り上げる喜びを感じられる人にとっては大きなチャンスがあるといえます。やっただけの努力が報われ、人間としてのセンスも磨かれる業界ですから、この分野に興味があるなら自分の実力を試せると思います。積極的にチャレンジしてほしいですね。
顧客にとっては人生最大の買い物をするわけですから、知識や経験よりも信頼されることが一番。つまり人間力が重要で、法や倫理を守りながら、顧客の視点に立って設計からローンの組み方までコンサルティングできる人材なら引く手あまたでしょう。未経験でも関係ありません。人付き合いが好きで、顧客と一緒に作り上げる喜びを感じられる人にとっては大きなチャンスがあるといえます。やっただけの努力が報われ、人間としてのセンスも磨かれる業界ですから、この分野に興味があるなら自分の実力を試せると思います。積極的にチャレンジしてほしいですね。





