人気職種キャリアMAP 第7回ゲームプログラマー

ゲームプログラマーMAP
ゲームプログラマーMAP
キラーコンテンツの1つとしてのゲーム
小規模でも楽しくゲームを作れる人にチャンス
ゲームプログラマー
高度な技術より面白み、楽しさを求めて
アイデアをかたちにしていく過程が重要
最近の傾向
 今、ゲーム業界全体は過渡期にある。インターネットをはじめPC、ゲーム機、携帯電話と多彩なプラットフォームを見据えたユーザーの新たなニーズを満たすゲームが求められている。ゲームプログラマーは、ゲームプロデューサーやゲームディレクターとともに企画・立案した仕様に沿って実際に開発を進めていくのがミッションだ。規模の大きなゲームの場合、複数のプログラマーがステージごとに分担したり、専門会社やフリーランスと協業していくことも多い。スキルとして、C++も含めてC言語による開発経験が主流で、プラスαの技術としてJava環境やDirectXでの経験を求める企業もある。転職時には手がけた作品や試作品(ポートフォリオ)の提出を求められることが多いので、異業種からの応募の場合は注意が必要だ。慢性的な人材不足に加え、次世代機の登場に関わる開発人員確保のため、意欲、そしてスキルがあれば転職のチャンスは大いにあるといえる。

理想の人物像 人物像イラスト
 私自身も若手クリエイターの育成を目的に講座を開いていますが、ゲームプログラマーを目指すのであれば、どんどん作品を仕上げて積極的にユーザーからのフィードバックを受けるべきですね。インターネットで検索すればわかりますが、プロ・アマを問わず、自作ゲームを積極的に公開してレビューを募っている人は多く、専門のウェブサイトもあります。ユーザーからの評価こそがゲームづくりの基準であることをまず知るべき。スキルに自信のある人ほど高度な技術や手法を突き詰め過ぎて、ユーザーニーズから離れてしまうことが多いのも注意すべき点です。
 定番のゲームや飽きのこないゲームは、シンプルでもやはり“遊ぶ側”であるユーザーを惹きつける面白みがあることに気づくはず。まずはプログラマー自身がゲームづくりに楽しく取り組んでこそ、面白いゲームができるのだと思います。
遠藤 雅伸さん 株式会社モバイル&ゲームスタジオ
代表取締役会長
遠藤 雅伸さん

 千葉大学工学部卒業後、ナムコ入社。「XEVIOUS(ゼビウス)」など数々のアーケードゲーム開発を手がけ、1985年にゲームスタジオを設立。ファミコン向けのタイトル、カードゲームのヒット作を次々プロデュースする。現在、モバイル&ゲームスタジオ代表取締役会長。総合学園ヒューマンアカデミー ゲームカレッジの講師も兼務し、10月から開講している夜間講座「ゲーム企業就職講座」を担当するなど、若手クリエイターの育成にも取り組んでいる

大手ゲームメーカー・開発・29歳(男性)
専門学校を出てゲームデザイン会社で5年間勤めました。転職して4年になりますが、専門的な知識や技術よりも豊富なアイデアや発想の豊かさが求められる職種だとを痛感しています。「こんなゲームがほしい」と強く思うことがゲームづくりの原点ですね。
業界全体が次なるヒット作づくりに取り組んでおり、既存ユーザーに加え、中高年や女性ユーザーも惹きつける感覚や感性が求められている。リアリティを実現する3DCGなどの技術も注目されるが、今後はユーザーが望むゲームの“面白み”を捉えることが大切だ。
ゲーム開発会社・チーフプログラマー・33歳(女性)
大学で理工系を専攻し、最初は大手Slerのエンジニアになりました。子どもの頃からゲーム好きで、趣味で作った作品がたまたま評価されたのがきっかけで現在の仕事を始めました。これまで培った技術を生かして多くの人に喜んでもらえるのが嬉しいですね。
「作品ありき」がゲームプログラマーの評価につながる。技術はゲームづくりのノウハウだが、モノづくりに対するやりがいや醍醐味を感じることができるかどうかも重要な資質の1つだ。まずは小さなものでも作品を1つ手がけてみることが大切だ。
ポータルサイト運営会社・コンテンツ制作チーム・27歳(男性)
もともとはゲームの“世界”や“背景”を制作するデザイナーでした。小さなチームで作品を手がけるうちにプログラミングのスキルが身につき、転職しました。ユーザー数の多いポータルサイトはレスポンスが早い。この緊張感がたまらないですね。
ゲームは、ネットユーザー、携帯電話ユーザーを対象としたキラーコンテンツの1つでもある。RPGやシミュレーションなどの多彩なジャンルを手がけられるのもこのビジネスに携わる魅力の1つ。仕事のすそ野はグンと広がっている。

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