人気職種キャリアMAP 第10回システムエンジニア編

システムエンジニアMAP
システムエンジニアMAP
技術のみならず業界や企業についても勉強
将来のキャリアをイメージできるかがカギ
SE
構築・導入から運用・保守のニーズが急増
未経験者や第2新卒を積極的に採用
最近の傾向
 SEは、顧客のコンピュータやネットワークを含む情報システムの設計・構築から、導入、運営・保守までの業務をプロジェクトとして受注し、その顧客対応を担う職種である。コンピュータベンダー、システムインテグレータ、コンサルティングファーム、通信会社や大手企業の情報システム部門や情報システム会社などの企業が就職先となる。
 大手企業を中心にすでに大規模な基幹系システムの導入と運用が進んでおり、リプレースやバージョンアップなどの案件が増えている。特にメガバンクをはじめとした金融機関では大規模かつ緻密なシステムも求められているため企業ニーズは高い。また、経理や会計、個々の事業部門に特化したシステムを開発・導入する中堅・中小規模の企業も数多く存在する。
 慢性的な人材不足が指摘されている職種のため、未経験者や第2新卒の若手を求める風潮も高まっている。この業界でキャリアをスタートさせるには絶好の時期と言えるだろう。

理想の人物像 人物像イラスト
 ITエンジニアとしてキャリアアップを目指すにあたって、SEは最初のステップとなる職種です。大手から中堅・中小まで多種多様な企業があり、顧客の業種もさまざまなので、転職を志す前に、扱うシステムのカテゴリーをよく調べておくことが大切です。
 大規模な基幹系システムから顧客の業種ごとのパッケージソフト、業務内容ごとのミドルウェアなどプロジェクトの要件が違えば働き方も異なります。一般的にSEのミッションは、営業職とともに顧客の要望に沿って仕事を進め、プロジェクト全体が円滑に稼働するまで見守っていくこと。扱うアプリケーションに関する知識や技術のほかに顧客の業務知識も身につけていく必要があります。自分が将来、どのような分野や職種を目指すのかを考えて転職先を決めることが重要です。業界研究や企業研究をしっかりして、5年後、10年後の自分を具体的にイメージして挑戦してほしいです。
  富士通株式会社 常務理事
プロフェッショナルサポートビジネスグループ共通技術本部本部長
坂下 善隆さん 坂下 善隆さん
 1974年、富士通に入社。システムの性能評価、システム基盤のコンセプト開発、ソフトウェア開発の体系化、標準化などに携わる。システムの性能評価では情報処理技術者試験のテキストなどを執筆。2004年に常務理事、2006年6月に共通技術本部本部長に就任。また、NPO法人itSMF Japanの理事も務めている

中堅SIer・SE・26歳(男性)
新卒で証券会社に勤めましたが、3年で退職。IT業界でキャリアアップしようと転職しました。決済に関するシステム周りの業務経験があったので、そこをアピールしました。顧客側のニーズを事前に調べて、提案することが大切だと実感してます。
今、システムインテグレーターが求めているのが“顧客側にいた経験のある若手”。これは顧客の業務に関する知識があれば、先方のニーズをしっかり把握できるからだ。若手の場合、技術知識やSEの実務経験をあまり問わない企業もある。
コンサルティング会社・SE・29歳(女性)
流通系担当としてSCMなど大規模システムを4年ほど手がけています。前職は営業職でしたが、専門学校に通って知識や技術を身につけて転職しました。大きなプロジェクトが多いので、時間をかけて顧客と信頼関係を築けるかが大切ですね。
顧客企業の事業展開が大規模であればあるほど、手がけるプロジェクトも大きく長期にわたる。こうした事業を実践できる企業は限られているが、システム構築においては最前線であり、飛躍的なキャリアアップも可能だ。
外資系ソフトベンダー・SE・31歳(男性)
最初は国内ベンダーでプログラマーをしていましたが、技術担当としてプロジェクトに参加しているうちにSEに魅力を感じ、3年前に転職。現在は自社のパッケージソフト導入と運用・保守がメインです。最先端の技術を提供できるのが魅力です。
データベースや生産管理など、業界標準と言われるパッケージソフトを手がけるベンダーはSEが活躍できる企業の1つ。エンジニアとしての知識や経験がなくても、入社後の教育・研修体制が充実しているベンダーであれば転職も充分可能だ。

ソーシャルブックマークに登録 このページをYahoo!ブックマークに登録 このページをdel.icio.usに追加

▲ページのトップへ