プロマネの印象は「怒られまくっている人」

業務の安請けあいは、できなかったときに「顧客」「上司」から怒られ、メンバーからも白い目で見られる結果に……

PMになるのは、「IT業界でキャリアを築くために選んだ手段」という面もありますけど、やる以上は「優秀」と言われるPMになりたいですね。

前の勤務先の“トラブル・プロジェクト”では、PMはミーティングをすればプロジェクトのメンバーに突き上げられるし、顧客や外注先との打ち合わせでは罵声を浴びせられるし、見ていて「かわいそう」の一言でした。あんな仕事ぶりじゃ、いつか自分のように心も体もぶっ壊れてしまうよなって思いましたよ。

一緒に仕事をしていた前の勤務先の後輩に、「PMの印象ってどう?」と聞いたら、「お客さんに怒られて、いろいろな人に電話をかけまくっている人です」という答えが返ってきたのには苦笑しましたね。前の勤務先のPMには、プロジェクトをテキパキと仕切っているイメージなんか全然なかった。正直、仕事として“夢”が感じられなかったんです。

お客さんとでもケンカできるプロマネになる!

そもそも前の会社でプロジェクトが失敗してしまった一番大きな原因は、予算やスケジュールに無理があったということですが、PMの能力にも一因があると思っています。一言でいえば、PMが“イイ人すぎた”のです。

彼は40代後半のコテコテの技術者。メンバーにも強いリーダーシップを発揮する性格ではなく、プロジェクトのメンバーが勝手に仕事をしてくれるのを待っているようなタイプの人でした。お客さんから何か言われると、「はい、わかりました。すぐ対応します。努力します」とうなずくばかり・・・・・・。外注さんにさえ、強い調子で作業の指示やクレームを言えない人でした。

そのPMは、開発案件の「テスト版」を作ることになった時に、外注さんから「そんなものはお客さんに作ってもらうのが普通ですよ」と罵声(?)を浴びせられて、しまいには「お客さんに作ってもらうように交渉しましょうよ」と猫なで声でネゴられていましたからね(笑)。

自分は、こういうPMだけには絶対になりたくない。私がPMになったら、何にでも「YES」とは言いたくない。お客さんとでも、ケンカできるようなPMになりたい。それも「ネゴシエーション」ではなく、あくまで「ケンカ」ですよ(笑)。予算とスケジュールを守りながらプロジェクトをきちんと回していくには、強引さとか頑固さも、必要だと思いますからね。

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