“大失敗プロジェクト”の苦労があったからこそ、自信が生まれた

転職先も決まり、今後のことで頭がいっぱいです。でも、今までの“地獄の半年間”のことは、これからも間違いなく記憶に残るでしょうね。

“大失敗プロジェクト”のいちメンバーとして半年間苦しみを味わったことが、自分のITコンサルタント/エンジニアとしてのキャリアの中でどういう意味を持つのかは、今はまだハッキリとはわかりません。

ただ、1つ言い切れるのは、この経験が今後すべてマイナスに作用することばかりでもないだろうということです。正確には、「マイナスばかりとは考えたくない」ということなのかもしれませんが……。

あのプロジェクトで学んだのは、経験したことのないようなプロジェクトでも、頑張れば(努力すれば)それなりにできるということだと思います。プロジェクトに関わる前は人事関連担当のSEだったので、会計系のことはほとんど何も知らなかった。

それでも必死に勉強しながら、何とかやり遂げられたことには自信を持ちたいですね。このことは面接でもアピールポイントになって、吸収力やチャレンジ精神、経験が広がったことを評価してもらいましたし。

でも、やはり振り返ってみると、「必要のない苦労」をかなり強いられたとは今でも思っています。「あんな苦労はもう二度と経験したくない」というのが、私の偽らざる本音です。が、あの苦労があったからこそ、今の私がいるのも事実。

結局のところ、人間的にも成長した実感があるので、今後のキャリアを着実に築けていける自信がつきました。“失敗”を経て、エンジニアとしても人間としても成長していくんだということを、みなさんにもわかってほしいですね。

山崎慎一氏(仮名・35歳)

大学卒業後、大手SIerで5年間ビジネスアプリケーションなどのシステム設計や開発を行う。その後、大手パッケージベンダにてERP導入のコンサルティングに携わり、現在はメーカー系システム会社でITコンサルタントを務める。開発、要件定義からプリセールスまで手掛け、業務知識も豊富なヤリ手のコンサルタント

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