「人事マンが語る“人気職種”採用現場のホンネ」 徹底討論「こんなやつはいらない!!」 〜総務編(後編)〜 「人事マンが語る“人気職種”採用現場のホンネ」 徹底討論「こんなやつはいらない!!」 〜総務編(後編)〜
転職活動を始めると「書類が通らない」「面接でうまくいったと思っても採用に至らない」など、悩みは尽きない。「未経験者歓迎のポテンシャル採用ってどこを見ているの?」といった疑問もあるだろう。そこで、有名ベンチャー企業と上場企業の人事マン2名に協力いただき、欲しい人材像について、対談してもらった。まずは、不況などに左右されにくい「営業」をフィーチャー。人事のプロが語る採用現場の真実を知れば、キャリアアップも見えてくる! 「人事マンが語る“人気職種”採用現場のホンネ」 徹底討論「こんなやつはいらない!!」 〜総務編(後編)〜
「自分の頭で考えて仕事に取り組む姿勢」がカギ

ベンチャーでは経営管理的な役割も

●ベンチャー企業代表 ベンチャーソフトウエア開発 管理部 人事マネジャー 内田琢磨

前職はアパレル系商社の人事。もともと趣味でやっていたプログラミングの知識を生かしたいと転職。技術を知っている人事として評価は高く、入社を迷っている内定者への動機付けに定評がある

山本 総務の仕事は、業種を問わず、すべての企業にニーズがあるので、一般的には、常に募集があります。ただ、ウチのような大企業では、コストセンターである総務部門の人員は減らすことはあっても増やすことは難しい。あくまで欠員補充という形が基本ですね。

 

内田 伸び盛りのベンチャー企業では、これからきちんとした総務部門を作ろうというところが多いので、総務部長などのマネジメント層もスタッフクラスともに採用意欲は旺盛です。ウチもちょうど今、2人スタッフを採用しようとしています。

 

山本 一口に総務と言っても、企業規模によって求められる経験やスペックは違いますよね。大手企業では業務が細分化されているため、それぞれの業務のスペシャリストが好まれます。

 

内田 ウチのようなベンチャー企業では、総務部門が総務と人事を兼務することが多いので、幅広く管理部門で経験を積んでいる人の方が好ましいですね。会社が小さいうちは、総務が経営管理的な役割を果たす場合があります。資材や業務に必要な物品の購入も担当するので、コスト面はもちろん、それらが本当に必要なものかどうかまで発言する機会が少なくありません。いわば、経営資源の配分という重要な役目を果たすことになります。だから、伸びているベンチャー企業の総務は守備範囲が広くて優秀な人が多いですね。

ヒューマンスキルがあれば未経験者にも採用のチャンス

●大手企業代表 一部上場機械メーカー 人事部 部長 山本真一

大学卒業後に入社し、数年は営業職として活躍。現場担当者として新卒採用に携わったことで採用活動への興味がわき、人事部へ異動した。自社マインドを熱く語り、転職志望者からの信頼を得ている

山本 20代後半以降の採用となると、株主総会でも購買でも総務に属する仕事の中で何か一つ、2年以上徹底して取り組んだ経験が欲しいところです。大企業では、総務の仕事は細分化される傾向にあるので、オールマイティである必要はありません。何か得意分野を持った上で、そこから広げていけばいいのです。

 

 第二新卒であれば、未経験での採用も十分にあり得ます。その場合は、庶務などスタッフ的な仕事からスタートして、徐々に経験を積んでもらいます。ただ、総務の仕事は向き不向きがハッキリ出る仕事なので、緻密さなどの総務に向いているポテンシャルや、社内で良好な人間関係を築けるキャラクターやコミュニケーション能力は重視しています。総務の仕事はコツコツ型で、仕事の成果が目に見える形で現れることがあまりないので、自分がやったことに対して明確な評価を求めるタイプの人、例えば営業タイプの人などは採用に至らないことが多いですね。

 

内田 ウチのようなベンチャー企業では人を育てる余裕がほとんどないので、基本的には経験者が優遇されます。でも、コミュニケーション能力や気配りなどのヒューマンスキルとパソコンスキルがあれば、未経験でも採用していますよ。

 

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