「人事マンが語る“人気職種”採用現場のホンネ」徹底討論「こんなやつはいらない!!」 〜広報編(前編)〜 「人事マンが語る“人気職種”採用現場のホンネ」 徹底討論「こんなやつはいらない!!」 〜広報編(前編)〜
就職活動を始めると「書類が通らない」「面接でうまくいったと思っても採用に至らない」など、悩みは尽きない。「未経験者歓迎のポテンシャル採用ってどこを見ているの?といった疑問もあるだろう。そこで、有名ベンチャー企業と上場企業の人事マン2名に協力してもらい、欲しい人材像について対談してもらった。今回は、企業の「顔」として情報のコントロールを行っている「広報」についてみていこう 「人事マンが語る“人気職種”採用現場のホンネ」 徹底討論「こんなやつはいらない!!」 〜広報編(前編)〜
企業イメージを作る「会社の顔」

インターネットの登場で変わる「広報」

大手メーカー 広報室 室長 長島由紀子(仮名)

大学卒業後、入社。同社秘書室に配属され、3年後に広報室に異動。プレスリリースの配信、記者会見の対応などの業務をこなす。あらゆるメディアを駆使する広報のプロフェッショナル

安永  「広報」の仕事は、どうしてもPR活動や記者会見といった華やかな部分ばかりが目立ちますが、実は“裏方”の仕事の方が多く、ニュース・リリースの作成、各種リサーチなどの業務にかなり時間を割かれます。

長島  最近は仕事の内容もかなり変化してきています。かつてはマスコミ対応がメインでしたが、インターネットの登場でマスコミの比重が相対的に小さくなっているので、情報発信も工夫しなくてはいけません。“緊張感”が格段に増しましたね。

安永  昔は記者と仲良くなっておけば、ある程度は、こちらに有利な形で情報操作が可能だったと聞いたこともありますが、今はインターネットで、さまざまな情報が流れますから、この手法は通じなくなっています。かつては、誰にも知られずに闇に葬り去られる事件などもあったのでしょうが、今はほとんどすべてインターネットが白日のもとにさらしてしまいますからね。

長島  そうですね。マスコミとの良好な関係を作るのは今でも大切な役目ですが、インターネットを使った対策は重要になっていますね。インターネットで会社の悪い評判が広まり、その後マスコミに取り上げられるパターンも多いですから。

安永  インターネットは怖いです。広まるときは本当にあっという間。これを防ぐためにも、広報はさまざまな情報ツールを生かして、社会と適切なコミュニケーションをとっておくことが大切だと、いろいろな事件を聞くたびに思いますよ。

長島  同感です。広報担当者の失言1つで、会社の価値を大きく毀損しかねない時代ですから。

調整役としての「広報」

広報コンサルティング会社 代表取締役 安永道弘(仮名)

大学卒業後、外資系コンピューターメーカーの広報部門で長く活躍。実務経験をコンサルティングサービスとして提供するため会社を設立。主にIT企業を顧客に 持ち、広報に関するコンサルティングを行う

安永  クレームの対応も広報の重要な役目。とても地味な仕事ですよ。でも、華やかなイメージだけで希望してくる求職者が本当に多いんです。自分のクリエイティビティばかり強調してくるタイプはお断り。広報は企業のブランドを大きく左右する、常に緊張感を強いられるセクションだと認識しておいてほしいです。会社の不祥事が明るみに出た時に矢面に立たされるのは、広報ですから。

長島  対外的にだけではなく、社内調整をする機会も多いですよね。例えば新商品に関するマスコミへのリリース1つとっても、「営業」「マーケティング」「商品開発部門」では伝えたいことが違う場合がほとんど。会社としてはアピール点を1つにまとめなくてはいけませんので、広報が調整役を務めることになります。このような泥臭い側面があることも覚えておいてほしい点ですね。

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