ハイエッジ 第一回 新妻 聖子ハイエッジ 第一回 新妻 聖子

“ワクワク感”と“恐さ”が入り混じった心境

ミュージカル「マリー・アントワネット」の製作発表でマルグリット・アルノー役が歌う「100万のキャンドル」を熱唱!
ミュージカル・マリーアントワネットの製作発表で今後の意気込みを語る

 現在公演中のミュージカル『マリー・アントワネット』で、私が演じているマルグリット・アルノーという女性は、下町の貧民。フランス革命に火を点ける人物であると同時に、後に血なまぐさい革命自体に疑問を抱く人物でもあります。脚本を読むだけだと、どうしても正義感溢れる“良い子”のように思えてしまうのですが、“良い子”だけでは革命など、起こせるはずはありません。

 この作品で“アクの強いキャラクター”を突き詰めることは、私にとっての大きな挑戦かもしれませんね。今回は、もしかしたらお客さんに嫌われるかもなぁと思いながら演じています(笑)。そのくらいの毒を持った人物でなければ、やはり“謀反”という意味での革命は起こせませんからね。

 私はこの世界に入ってまだ3年。出会うお仕事のほとんどは未知のもので、毎日がチャレンジです。歌えることはすごく大きな喜びであるし、日を追うごとにミュージカル女優という仕事に充実感や誇りを覚えています。そして、人生はまだまだこれから、道のりは長いです。今は良い意味で先の見えない、“ワクワク感”と“恐さ”が入り混じったような心境ですね。

 どの世界も同じかもしれませんが、ゴールはありそうで無いですし、人間は欲張りだから、1つ欲望を達成したら、またもう1つ、新しい欲望が芽生えると思うんです。私の場合、とりあえず歌う場所には辿りつきました。でも、ミュージカル女優として究めたいことはまだまだたくさんあります。演劇以外で挑戦したいこともあります。

 常に夢や楽しい未来を想像しながら、周りの方の期待に応えられるように、イキイキと仕事を続けていけたら、そう思っています。


文:中村京介
撮影:岩谷 薫

新妻聖子 プロフィール

■プロフィール
大学在学中に出演したライブで芸能事務所にスカウトされ、2002年1月にTBS土曜昼の情報番組「王様のブランチ」でレポーターとして芸能活動を開始。 その後2003年夏に東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」のエポニーヌ役で初舞台を踏み、続いて「ミス・サイゴン」のヒロイン・キム役を演じる。2006年3月には第31回 菊田一夫演劇賞を受賞。2006年11月に開幕する話題の新作ミュージカル「マリー・アントワネット」で は、マルグリッド・アルノー役を演じる。新妻聖子オフィシャルサイトでは、ほぼ毎日ブログを更新中!


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