ハイエッジ 第二回 中村 憲剛ハイエッジ 第二回 中村 憲剛

サッカー選手になることしか考えていなかった

まずは手始めに…、と入団テストを受けたんです。ダメなら他のチームと考えてました
まずは手始めに…、と入団テストを受けたんです。ダメなら他のチームと考えてました

 サッカーをやめてサラリーマンになる選択肢はまったく頭にありませんでした。今思えば、向こう見ずな選択ですが、当時は楽観視していましたね。「何とかなるだろう」と。

 プロからのスカウトはされなかったのですが、子供の頃からずっとサッカーを続けてきて、自分の中ではサッカーがすべてだったし、とにかくサッカーが好きだったから、続けたかった。それと、大学時代にJリーグのチームと試合をして、プロとしてやっていける自信もあったので、入団テストにトライすることにしたんです。

 最初に受けた川崎フロンターレの入団テストに合格し、プロ入りできたのは、運もあると思います。僕のようにスカウトされなかった人は、入るまでが大変。でも、入ってしまえばこっちのものです。あとは置かれた場で頑張るだけですから。

 入団1年目はベンチ入りはしていましたが、途中出場が多く、フル出場はなかったですね。でも、ベンチに入っているということは出るチャンスがあるということだし、焦りはなかったです。もちろんもっと試合に出たかったですよ。でも、焦っても仕方がない。日々の練習を精一杯やることしか考えていませんでした。

 プロサッカーは厳しい競争世界です。ちょっとでも油断したり、気を抜いたりすると、他の選手に出し抜かれてしまいます。練習はキツイですが、すべて自分に跳ね返ってくるので、それを苦にしていたらプロとして生き残ってはいけない。それに、たとえ練習が苦しいときでも、やっぱりサッカーは面白い。だから、やめたいと思ったことは一度もないですね。


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