ハイエッジ 第三回 おぎやはぎハイエッジ 第三回 おぎやはぎ

いずれテレビに出られるだろう

矢作
“遊び”の中でネタを探そうと意識する芸人もいるけど、俺たちの場合、遊びは完全に“遊び”になってるなぁ……。

矢作 僕も「芸人になればすぐにテレビに出られる」と思っていたんですけど、結局、2年くらいはライブにすら出れるか出れないかの状態でしたね。何も仕事のスケジュールが入っていない月もあったし。でも、ヘコむとか落ち込むとかはまったくなかったですね。休みがいっぱいあったので、とにかく遊ぶのが楽しかった!

小木 あの頃は毎日が夏休み気分でしたね。それに、周りが芸人だから、面白い友達が増えていくのが楽しくて楽しくて。「いずれテレビに出るようになるだろう」と漠然と思っていたんで、何の不安も感じていませんでしたね。ライブの1日か2日前になると、試験勉強をするみたいにネタを考えていました。

矢作 よく「ヤベー」って、2人でファミレスに行ったよな。あの時は2人ともかなり真剣だったね。でも、何日もかけてネタを考えてもウケないものはウケないし、ウケるときは2時間で作ってほとんど練習しなくてもウケる。ただ頑張ればいいってもんじゃないのが、この世界の難しいところだと思いますね。


小木
“お笑い”も仕事と同じで、場数を踏んで上達していく。よほどの天才でなければ、最初からうまくできるはずはないんです。

小木 自分たちが「これは面白い」と思ったポイントが、まったくウケなかったりってこともあります。あとは、場所によってすごくウケたり、ウケなかったり。それから日によって違ったりもするんですよ。昨日はすごくウケたのに、今日やってみたらウケなかった、とか。

矢作 自分たちはウケると思ってやっているから、そこがウケないとリズムが崩れるし、たまらない気持ちになるよね。「ああ、こんなにウケないの!?」って。

小木 まあ、それをお客さんのせいにしても仕方がないんで、ウケるためにはどうしたらいいかを考えるしかないんですけど。

矢作 そう。スベればスベるほど、「面白いことを言いたい」願望がメラメラわいてくる。だから、「もうやりたくない」とか「ステージに立ちたくない」と思ったことは一度もなかったです。


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