“メジャー”への道を歩き出した若きスペシャリストにフォーカス!
これまでのキャリアと将来の夢、そして彼らが飛躍したと実感したその瞬間に迫る

所英男

理想の「戦い」を追求する”

プロデビュー以来1年間勝ち星なし

 自分がプロの格闘家になるとは考えもしなかったですね。格闘技を見るのは好きでしたが、格闘技をやったこともなければ、喧嘩も弱かったですから。この世界に入ったのは、元々リングス(※1)が好きだったところに、たまたま家の近くにリングス系のジムができたことがきっかけです。当時は実家のクリーニング屋で働いていたんですが、正直、仕事がつまらなかった。だから、ただ何か面白いことを見つけるために、リングス系のジムに入りました。

 それからリングスの「KoKリミテッド」などのアマチュアの大会で、たまに優勝するようになり、「プロにならないか」と声をかけてもらいました。ちょうど軽量級ができた時期だったのと、アマチュアで勝っていたことがあって、「結構いけるんじゃないか」という甘い考えがありましたね。

 でも、プロになってから1年は、まったく勝てませんでした。「自分はプロになるだけで精一杯だったのかな」と思ったこともあります。でもそこで辞めなかったのは、負け続けたままで終わるのが嫌だったから。そして、勝つためにはもっと練習しないとダメだと思い、清掃のバイトをして食いつなぎ、練習に打ち込みました。

※1 リングス:元格闘家・前田日明が1991年5月11日に旗揚げした総合格闘技団体。旗揚げにあたり「ネットワーク構想」を打ち立て、全世界に道場を設立。選手を育成し、日本で戦わせて、自国で興行するという。リングス・オランダを皮切りに「リングスネットワーク」は、世界10カ国に上った。その後、2002年2月に日本国内では活動を停止したが、リトアニアなど海外では「リングスネットワーク」の手により大会が継続されている。


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