告白シリーズ 採用の裏側を現役担当者がバッサリ!

人事マネジャーの告白 強烈な「学習欲」と「開発欲」をアピールしよう!(2/2)

大手出身者ほど“マユツバもの”

業態や社風により異なる“働く”時間軸。面接はそれを確認する場でもある

以前、大手SIerの出身者を面接した時に、「私は中堅管理職で、○○庁のシステム設計をしています」と言うので、「あなたが得意な技術は何ですか?」と聞くと、「あまりそういうのは分からないですが、とにかく設計をしているんです」と胸を張って答える。この人は即刻落ち。僕らとはまるで時間の流れが違うし、倒れそうになりましたよ(笑)。

結構大手ベンダーにいた人なども面接を受けに来るんですけど、大手出身者にありがちなのは、明らかに大したことがないのに自分のキャリアを熱弁して、「年収1000万円はほしい」とか言う人。こういう人種は、正直困っちゃいますね。

確かに、何百人ものプロジェクトをまとめていたとか言われると、一見デキるように見えますが、本当にプロマネ能力があるかというと、そうは思えないことがほとんど。それに、そういう人たちがIT業界で一番高い給料をもらっていると思うと、他のエンジニアのモチベーションは下がりますよね。

貪欲に「学ぶ力」を持ち続けられるか

基本的に、ウチの会社は常に新しいシステムや機能を自社で開発します。だから、どんなにスキルがある人でも、今までに培ってきた知識だけでは足りない。その時に最も必要なのは、学ぶ力ですからね。「学ぶ力」は、エンジニアにとって今あるスキル以上に重要な能力だと考えます。

実際、新しい知識を貪欲に吸収しようとする人は、入社してからの伸びが全然違うんですよ。最近入社してきた人で、こういう人がいました。ウチの会社は、技術だけではなく金融関係の知識も多少必要になるのですが、「そういう知識が必要なのは求人記事で読んだので」とサラっと言い、内定から入社までの間に金融系の資格を取得してきたんです。

彼の経歴は金融とはまったく畑が違う。しかも難解なものをよく短期間で勉強してきたなと感心しましたね。こういう「目の色を変えてやってくる」人が年に1人か2人は入社してきます。こっちとしても期待度は高いし、実際期待にに応えてくれますね。

「学ぶ力」が本物のエンジニアを作る!

同業他社のシステムは、ほぼアウトソーシングです。そういう会社にエンジニアが入社しても、結局は外注管理のような仕事がメインになります。エンジニアには、「こんなシステムを作ってみたい」とか「こういうふうに改良を加えたい」という欲求が絶対にあるので、フラストレーションが溜まるでしょうね。

何か大きなことをやり遂げるために、新しい知識や技術を学ぶのは大変かもしれないけれど、実はそれこそがエンジニアという仕事の醍醐味でもある。それを理解した上で楽しめるエンジニアが伸びるエンジニアだし、“本物”のエンジニアだと常々思っています。

仮にもエンジニアなら、プロジェクトの規模うんぬんよりも「私はLinuxに興味があって、時間が空くと、いつの間にかイジってます」くらいのノリがほしいものです。

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