
さあ、ここからは実際に、そして具体的に情報発信してみる段階に入って行き
たいと思います。ぜひあなたも一緒に作業をしてみてください。
すでにここまでのコラムで、さまざまなテーマを検討し、情報を集め、カテゴ
リー分けをする方法をまとめてきました。皆さんの手もとにもさまざまな情報
が集められていることと思います。次回からブログを使って発信する方法をま
とめて行きますが、今回はその前の下準備についてまとめます。
●手持ち情報を再確認する
まず、すでに自分が持っている情報で発信できそうなテーマを紙に書き並べて
みます。そして、それぞれのテーマについて、どれくらいの情報量、種類があ
るかを確認します。追って改めて触れますが、この時、具体例、ケーススタ
ディがどれだけ多くあるかがキーになります。
この時に参考にしてほしいのは、グルメ・ショッピングそしてアダルトのサイ
トです。
こうしたサイトをよく見ると、どんな風にカテゴリー分けをするか、どうやっ
て選んでもらうか、どう表示して分かりやすくするかを考える上でとても参考
になります。次のページに読み進ませる工夫が随所にあるのです。
こうしたサイトを見ながら、自分が発信するならどんな形式で、どう見せるか
をぜひ具体的にイメージしてもらいたいのです。
ここでもう1つのポイントは、これから自分が発信する情報は、一体誰に向け
たものなのか、そしてその人たちにどんなメリットがあるのかをしっかりと考
えるということです
そして、それは自分が喜ばせたい人たちなのか、そのテーマで情報発信してい
くことで自分は楽しいと感じるかどうかも合わせて検討してください。
こうした点を明らかにしているかどうかで、情報発信の続けやすさがまったく
違います。
●注目の仕掛けを考える
さらに、情報発信する前に、「注目される仕掛け」を考えてほしいのです。
具体的には、近い将来、あなたの情報発信が注目されて取材を受けることを想
像してほしいと思います。
つまり、「どうして、他人があなたの情報発信に注目するのか」をイメージし
ながら、発信内容と方法を考えるということですね。
やってみると分かりますが、ブログで何かを書き始めても、ほとんどの場合、
まったく注目されず、反応もありません。そうすると、やる気がなくなって、
続けられなくなります。そうならないためにも、「反応を得る仕掛け」を予め
準備しておくことがとてもとても大切なのです。
この時に簡単な方法は、新聞や雑誌をパラパラめくって、新商品・サービスの
仕掛け人や面白い仕事をしている人の紹介記事を読むことです。有名人よりも
まったく知られていそうにない人の記事がベターですね。
そうすると、次のような内容が必ず入っていると思います。
- なぜ、それを始めたのか
- どんな工夫/特徴があるのか
- どんな反響があったのか
- どこが大変だったか
いろんな記事を読みながら、ぜひあなた自身が取材を受けた時に何と答えるか
を具体的にイメージしていただきたいと思います。
そしてそれを踏まえて、あなたのことを何も知らない人が見て意外性、驚き、
発見がある情報(具体例、ケーススタディ)を選ぶようにするのが、情報発信
前の下準備として大切なことです。

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大阪府堺市出身。筑波大学(心理学)、米コロンビア大学院(国際広報)卒業。 外務省在外公館派遣員として在英国日本大使館で要人接遇という「対人コミュニケーション」業務、国連機関や米系PR会社、メーカーで広報という「コーポレート・コミュニケーション」業務、そしてライセンスや提携アライアンスという「企業間コミュニケーション」業務など一貫して「コミュニケーション」をテーマに経験を積み、2005年2月に独立。 効果的な情報発信をコアにしたコミュニケーション技術を教えている。著書に、「転職を考え始めたら読む本」(全日出版)「できる社員は要領がいい」(DART)「つるの式仕事術」(IEC)などがある。
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