
ブログのテーマが大体決まったら、今度は内容について考えてみます。いろん
なブログを見てまわるとすぐに分かりますが、本当に多くの人があまり考えず
にブログを書いています。一言で言うと、それは読む人のためではなく、ただ
たまたまその時に自分の頭に思い浮かんだことを順番に書いているスタイルで
す。これを人に読んでもらえる内容にするためにはどうしたらいいか、という
のが今回のテーマです。
●日記はもうやめよう
世間のブログで最も多いのは、この日記型のブログではないでしょうか。その
日に見たり聞いたり体験したことを順番に書くスタイル。これは、実は読者の
共感や関心を得るのが最も難しいスタイルなんです。
社長日記や有名人の毎日の様子をまとめてあるブログをつい読んでしまう人
は、きっと自分もそんな風に日常を書けばいいんだ、と思ってしまいがちなん
ですね。でも、有名人の日常とフツーの人の日常は情報としての希少性がまっ
たく違います。ここがとても重要な差なんです。
有名人は、フツーの人からすると、まるで起こりえない事件や出来事に日常的
に遭遇し、ほとんど会えない人と会い、なかなか聞けない話を聞き、買えない
ものを買い、見えない未来を見ています。フツーの人からすると明らかに毎日
が非日常なのです。だから多くの人が読んでも面白いと思うわけです。
一方で、世の中のほとんどの人(都市に住んで、一般の会社員生活を送ってい
る人たち)は、大体みんな同じような生活をしていますから、他人の日常生活
の話を読んでもそこに驚きは感じにくいんですね。
驚きや発見のないところに人は興味を示しません。
そんな観点から、ただの日記をまとめても、もともとの自分の知人友人の範囲
を越えて人の関心を集めることは困難なのです。
●意見をまとめていこう
じゃあ何を書けばいいのでしょうか。ここでは大きく分けて2つをご紹介します。
1つは、単純に新しい事実、つまりニュースです。興味のある人がそれを知れ
ば、「へぇ〜そんなことがあったのか」と驚くようなもの。そんなニュースを
普段から見つける工夫をしていくようにします。
そしてもう1つは、自分オリジナルな意見です。ちょっと詳しく書きます。
まず何かを見たり聞いたり体験したこと、あるいは考えたことについてまとめ
ます。ここまでは一般的な事実の紹介ですから、日記と似ている場合も多いで
しょう。
その次に、自分ならではの意見を書きます。
その時、一般的に考えられていることと自分の考えのどこに違いがあるのか、
何が新しい視点なのかを意識しながらまとめます。
そして、意見を書いたら必ず「なぜそう考えるのか」をまとめます。これが大
切です。どうしてそれを書くのか、なぜ今なのか、誰に何を考えてもらうため
に書くのかをはっきりさせます。
ここで「意見となぜ」は、必ずワンセットにする必要があります。説得力を持
たせるためです。
こんな風にまとめていくと、本人が意識しているかどうかは別にして、自分の
個性がハッキリと現れます。考え方、論理展開、視点、テーマに対する興味、
そして価値観。
一般的な日記でよく見かける、「面白かった」「最悪」「すげー」「笑った」
だけとは明らかに一線を画す、深みのあるオリジナルな付加価値を生み出すこ
とができるようになります。
フツーの人でも毎日いろんな考えやアイデアが頭に浮かんでいるはずです。そ
れを他の人にも理解できるように描写してください。そうすることであなたは
次々に価値あるオリジナルコンテンツを生み出すことができるのです。

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大阪府堺市出身。筑波大学(心理学)、米コロンビア大学院(国際広報)卒業。 外務省在外公館派遣員として在英国日本大使館で要人接遇という「対人コミュニケーション」業務、国連機関や米系PR会社、メーカーで広報という「コーポレート・コミュニケーション」業務、そしてライセンスや提携アライアンスという「企業間コミュニケーション」業務など一貫して「コミュニケーション」をテーマに経験を積み、2005年2月に独立。 効果的な情報発信をコアにしたコミュニケーション技術を教えている。著書に、「転職を考え始めたら読む本」(全日出版)「できる社員は要領がいい」(DART)「つるの式仕事術」(IEC)などがある。
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