自分探しの自己演出講座

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第29回 関連の仲間をネットワーク化しよう

自己演出の醍醐味は、自分が発信した情報に対して反響を得る体験です。そして発信を続けることによって、自分の周りに人が増えてくることです。もしも、そんな自己演出の過程で関わりをもった人たちと、何か一緒に活動することができれば、1人ではできないもっと面白いことが実現するかもしれません。

そこで今回から数回にわたって、いかに仲間を増やしていくかについて考えてみたいと思います。

●力を合わせればパワーが出る!

ここまでの「自分探しの自己演出講座」を読みながら、何らかの自己演出を実践されている方は、自分の発信する情報に興味を持ってくれる人が少しずつ増えてきたと実感しているはずです。

自分の発信するテーマに興味を持っている人、自分の発信するスタイルに興味を持ってくれる人、発想や活動に興味を持ってくれる人などきっと様々でしょう。

共通することは、あなたに興味を持ってくれているということ。あなたのことをよく知っているということです。ところが、あなたはその人たちのことをあまり詳しく知らないかもしれません。さらに、あなたのことに興味を持ってくれている人たち同士は、ほとんど接点がないかもしれません。

こんな時、もし、あなたが一声かけて、あなたに興味を持っている人同士が集まれば、共通の話題で盛り上がる可能性が高くなり、あなたにも面白い出会いが待っていることでしょう。そして、あなたは自分に近づいてきてくれた人たちに、そのような面白い場を提供することができる唯一の人でもあるわけです。

同じ趣味や興味を持った人たちが集まるとパワーが出ます。大勢の人を集めたイベントを開催することも容易になるし、勉強会をしても情報の集まり方が1人の時とまるで違います。1人がグループになり、コミュニティになり、そしてムーブメントになった時、あなたの始めたちょっとした自己演出は、新たな「カテゴリー」としての地位を得られるかもしれません。そんなことが実現するのではないか、という気持ちになるのが、情報発信の面白さなのです。

●自分から会いに行こう、1人でも多くの人と会おう

もし、自分の扱っているテーマに近いところで、「会って話をしたい」と思う人がいたら、ぜひ積極的に会いに行っていただきたいと思います。ひょっとしたら、自分が知らないだけで、すでにあなたの近くにその人が来ている可能性もあります。

たとえば私の場合、人に会うのが好きなので、何かと理由をつけて本の著者や経営者に会いに行くようにしてきました。一方的に話したい、話を聞きたいと思ってコンタクトするわけですが、無名の会社員時代から、初対面なのに妙に話がスムーズに進むことが時々ありました。不思議に思って聞いてみると、私の発行しているメルマガの読者だったり、私が管理しているメーリングリストに昔から登録してくれていたりするのです。

情報発信力の高い人は、情報感度の高い人でもあります。知らないうちにあなたのこともチェックしているかもしれません。それも、自分で行動に移してみて、初めて気がつくことです。

自分の領域に近い人をどれだけ知っているかは、結局、自分の力になります。ある分野で少しずつ有名になってくると、専門領域と多少ズレた仕事の依頼が入ることがあります。あるいは、求人や専門家探しなどの相談を受けることもあるでしょう。

その時に、質問したり、紹介したりできる人がいると、とても心強いものです。外から見ると、多くの業界関係者を知っているあなたは、「この分野についてはあなたに聞けばいい」という頼りになる存在に映るようになるのです。

プロフィール

鶴野充茂氏
鶴野充茂(つるの みつしげ)ビーンスター株式会社 代表取締役

blog : http://www.kohoman.com/blog
メルマガ : http://www.mag2.com/m/0000023445.htm

大阪府堺市出身。筑波大学(心理学)、米コロンビア大学院(国際広報)卒業。
外務省在外公館派遣員として在英国日本大使館で要人接遇という「対人コミュニケーション」業務、国連機関や米系PR会社、メーカーで広報という「コーポレート・コミュニケーション」業務、そしてライセンスや提携アライアンスという「企業間コミュニケーション」業務など一貫して「コミュニケーション」をテーマに経験を積み、2005年2月に独立。
効果的な情報発信をコアにしたコミュニケーション技術を教えている。著書に、「転職を考え始めたら読む本」(全日出版)「できる社員は要領がいい」(DART)「つるの式仕事術」(IEC)などがある。

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