泣いて、わめいて、戦って…… 20代マネジャー、抜擢の理由

若くしてPMを任せてもらえたのは、上司に恵まれていたというのが一番大きい要因です。その人は、新しい事業にどんどん手を出すチャレンジングな人で、Webが流行ってきた時に、私にいきなり5000万円くらいの案件のPMの仕事を任せたんです。

もちろん、やったことのない人間に仕事を委ねるのは会社的には“よろしく”ないわけですが、私を成長させようという思いから、最終的なリスクをその上司がとるという約束の上で任せてくれました。この点、非常に恵まれた環境でしたね。

上司が私をそこまで評価してくれたのは、きっと私が本気でやっているのを感じてくれたからだと思っています。何かあったら必ず相談していたし、うまくいかなくて泣きながら噛み付いたこともしょっちゅう。そのうち慣れっ子になって、私がキャンキャン吠えているのを聞き流すんですけど。とにかく、あの頃の私は熱かった……。

スポーツとプロジェクトの共通点は「人を使う能力」

20代の頃はただ「技術的には自分より詳しい人はたくさんいたし、それぞれの分野のエキスパートには絶対かないません。ただ、人を束ねる能力でいうと、自分のほうが秀でていたと思います。

実際、PMになっちゃうと、技術うんぬんの差はあまり関係ない。人をいかにコントロールできるかといった、“人を使う能力”の方が重要になってきます。こういう能力を、私は素養として元々持っていたのかなと、最近は思っています。

高校時代にバスケットボールをやっていたんで、人と一緒に何かをやることに慣れていたのかな。プロジェクトが成功すればみんなで喜び合うし、飲みにも行ったりもする。こういうところは、スポーツとプロジェクトってすごく似ていますよね。

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