実力主義でもジェンダー差別 女性マネジャーの憂うつ

私のPMとして人の管理法ですが、まず「自分が逆の立場だったらどう考えるだろう」「私が部下だったらこうしてほしい」というところから入ります。だから、基本は「丁重にものを頼む」ことと、「その人にやれる仕事を尊重してお願いする」というスタイルです。

とは言うものの、プロマネになって最初のうちは、人の扱い方で随分苦労しました。それが勉強にもなりましたけどね。チームは、協力会社を入れると、活況時で15人から20人くらい。もちろん、中には年上の男の人もいます。年下の女ってだけで、明らかに軽く見られることは多かったですよ。男社会だから仕方ないのかもしれないですけど(笑)

ただ、オンナだからという理由で、軽視して言うことを聞かない人に対しては、私より上の男上司を利用しますね。私が愚痴っていることを悟られないように、その上司からやんわりと注意してもらう。そうすると、たいていの人はオシ黙るので、仕事も円滑に回るようになるのです。これはちょっとした技かな。

ガムシャラすぎた20代 女は泣き、男は去っていく……

なんて、今だから偉そうに言っていますけど、最初の頃は未熟さのあまり、いろいろとうまくいかないことは多かったですよ。20代の自分と30代の自分を比べると、人を見る力は格段に上達したと思う。

20代の頃はただ「自分が自分が!」と突っ走っていて、部下に対してはただ怒るだけ。失敗についてこと細かく追及して、「なんでこんなこともできないの?」と責め立てモード。女の子は泣いちゃうし、男は会社を辞めちゃいましたね。「もう、あなたにはついていけません」って。

30代になって、小さいけれども予算を持たされて組織をマネジメントするようになり、マネジメントの大切さを学びました。若い子に対しても、彼らが話すことを最後まで聞いてあげて、“分かってやろうモード”に切り替わりましたね。今は、「子供達にやらせて終わらせる」という母親のような視点でプロジェクトを回しています。

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