家に帰ったのは1カ月で3日 激務の裏で崩れていく愛……

このプロジェクトは、プロマネとしての自分を成長させてくれましたが、その一方では、“家庭崩壊”のきっかけにもなりました。クライアントの要望でプロジェクトを4カ月でまとめてくれと言われて、ほぼ毎日徹夜……。毎日同じブラウスを着ていると、さすがに首の部分とかが黒ずんでくる。車で部下に着替えのブラウスをとってきてもらって、そのブラウスを借りてクライアントの元に出かけるという生活でした。

お風呂は、近くに健康ランドがあったので、早朝ショートタイムで行って、そこから仕事に行くというパターン。化粧は会社のトイレでした(笑)。睡眠は仕事場のソファーで毎日1〜2時間くらい。さすがに会議の時などは、眠くて意識が飛んでしまうことがありましたね。

その時は結婚していたんですが、土日も含めて、プロジェクトの繁忙期は、家に帰ったのが月に3日ほど。これが4カ月近く続いたわけです。私のダンナは同じIT業界だったんですけど、銀行系の堅い会社で働いていました。私とは状況が全然違って、大して忙しくなかったんですね。

だんだん「まったく家に帰って来れないというのは信じられない。もう少し家庭を顧みたらどうだ!」みたいな話になってきて、亀裂が入り始めました。プロジェクトが終わるとともに、私の“離婚騒動”が始まったわけです。

結婚するとオトコは変わる? 私にもやりたいことがある

結婚は24歳の時です。その頃はSEをバリバリやっていました。ダンナとはフリーターをやっているときに知り合って、「そろそろ就職しようか」という感じで、別々の会社でしたけど、一緒にIT業界に入りました。

それからすぐ結婚したんですが、結婚した当初はそれほど仕事も忙しくなかったので、土日は一緒に買い物に行ったりして、DINKS生活を満喫していました。でも、次第に仕事の方が順調になってきた。火消しプロジェクトを任せられるようになるあたりから、家に帰れなくなってきました。帰ってもすぐに寝ちゃうので、ダンナのイライラはつのる一方だったんでしょうね。

夫婦の関係がおかしくなってから思ったのは、「男の人って結婚すると、突然変わる」ってこと。結婚前はもの分かりがよかったのに、結婚すると急に安泰を求めるようになって、「家庭」をキーワードに使うようになりましたね。「家に帰っても電気がついていない」「何で俺は1人でご飯を食べなきゃいけないんだ!」とかね。

どっちかというと「オトナしい系」の人だったんですが、相当キレてました。でも、私が働くことは結婚前から分かっていたことだし、ましてや同じIT業界。もう少し理解してくれると思ったんですけどね。

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