育てた女性部下の“寿退社”にプロマネとして思うこと

女性がIT業界で長く生きていくためには、こういう男から受けるストレスというか、圧力にどれだけ耐えられるかが大きな鍵となります。

当然、辞めてしまう人も少なくありません。“寿退社”した人に対しては、純粋に「良かったなあ」と思います。その子の人生ですし、自分との比較では考えないですね。まあ、育て上げた部下が去ってしまう時の寂しさというか、虚無感みたいなものがないといったら嘘になりますけど。

でも、ITの仕事で学んだことは人生のどこかで役に立つはずだし、悲しいというよりも、飛び立っていくのを見送る感覚に近いですね。私も“オトナの女”になったのかしら……って思うときもあります。

女性エンジニアとしての「結婚」と「キャリア」

ただ、個人的には、結婚や出産という理由だけでそれまで頑張ってきた仕事を辞めてしまうのは、本当にもったいないと思います。結婚や出産など、女性には特別なライフイベントがあります。ですから、いつか起こるであろうイベントのことをしっかり考えながら、キャリアストーリーを作ってほしいですね。

例えば、将来子供を産もうと思うのなら、1年間の産休後に社会復帰するためには何が必要なのか、常に時間軸で物事を考えてほしいなと思います。私の下にいる女性にもそういうふうにアドバイスしています。

仮にエンジニアで生きていきたいんだったら、今書いているプログラムを徹底的に身に付けておけば、復帰した際に言語が変わっていても、基礎があるから追いつけるんです。ブランクなんてそんなに気にする必要はないし、結局は本人のやる気一つだと思います。

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