マイナス・オーラを発する部下は容赦なく外す

男性に対しても女性に対しても、プロマネとして心がけているのは、自分の弱い部分は見せないようにすることです。こう言うと虚勢を張っているように聞こえるかもしれませんが、「辞めちゃおっかな」とかグチってマイナス・オーラを発するようなことはしない。これをやっちゃうと、部下のやる気を損なわせてしまいますので。

部下の中には強いマイナス・オーラを出す人もいます。納期に遅れそうになると、打開策を提案するでもなく「そもそもこの会社は……」と批判したりして悲観的なことしか言わない。そうやって悪いことを周囲に吹聴するので、若い子なんかは簡単に汚染されてしまうんですよ。

チームのマインドが下がっているのを見て、私が飲み会を企画しても、その子がいるとみんなが来なくなってしまったりして、結束力もどんどん落ちていく。だから、注意しても変わらなければ、容赦なく配置換え、もしくはチームから外すことにします。実際、そういう人を外すと、一気にチームがまとまるものですから。

ただ、“外し”が前面に出ちゃうと、他のメンバーの子が萎縮してしまうので、そこは気を遣います。たいていの場合、他の部長さんにお願いして「ちょっとメンタル面が弱っているようなので気分転換をさせたいと思いまして。そちらで受け入れてもらえないでしょうか」と相談を持ちかける。

頭数さえ増えればいいと思っている部長さんは喜んで受け入れてくれます。チームを出される子には、「気分転換してきたらどう?」みたいな感じでマイナスの含みを持たさずに言えば角も立たないし、その子を潰れなくて済むわけです。

さまざまなタイプを正確に選別せよ

今までたくさんプロマネを見てきましたが、「この人すごいな」って思えた人は1人だけですね。

その人のすごいところは、さりげなく人をやる気にさせるところ。例えば、席の後ろをさっと通り過ぎた時に、その人がやっている仕事の内容について一言二言話しかける。話しかけられた本人は「ああ、あの人は私の働きぶりに目を向けてくれているんだ」と感じて、モチベーションが高まる。そういうことをサラっとできる人でした。

プロジェクトのメンバーにも、お客さんにもいろいろなタイプの人がいます。例えば激情型だったらこう対応し、温和なタイプだったらこう対応するというように、人によって臨機応変に態度を変えられないとプロマネは務まらない、ということを教えられましたね。

▲ページのトップへ