“次世代SEは「○○上手」

“コントラスト効果”を狙え!

特撮の神様といわれた円谷英二さんは「こういうことできますか?」と言われると、何も考えずにとりあえず「できます」と答えて、後から徹夜して考えたといいます。エンジニアの世界も基本はこのやり方がオススメです。

自己アピールするためには、「考えない」ことが重要です。考えてしまうと、「できます」という言葉が出てこなくなり、自己アピールができなくなるからです。「来週の火曜日までにできますか?」と言われたら、とりあえず「できますよ」と言っておいて、後で必死にやり方を考えればいいのです。

自己アピールという意味では、「あいつは『できる』と言ったのにできなかった」という評価よりも「返事が遅い」とか「ハッキリしない」という評価の方がマイナスです。であれば、せめて「できると思います」と言ってしまった方が得策でしょう。エンジニアには優柔不断な人が多いので、そういう風に断言する人は、周囲との“コントラスト効果”が働いて、余計に目立つことになるはずです。

 

部下に迎合しない“断言型”上司に

また一方で、いくら自分が「できる」と言っても、部下たちが「そんなことできるはずがない」と思っているケースがあります。こういう場合は、上司としてどういう対応をとるべきでしょうか。結論から言うと、ここで「無理させてはいけないし…」と部下に迎合してしまうのは間違いです。

例えば、ホンダの創業者である本田宗一郎さんは、対外的に「できる」と言い切ってしまった後で、技術者たちにはかなり無理を言うこともあったといいます。このように、無理を承知で部下を鼓舞するのがマネジメントであり、部下に迎合するのはマネジメントとは言えません。

そもそも、上に立つ人間が「できない」と言ってしまったら、部下はますますできるような気がしなくなります。長い目で見れば、“迎合型”の上司よりも、いつも「できる」と言える“断言型”上司の方が、部下には頼りがいがあるように見えますし、部下へのアピールにつながるのです。

外資系企業やコンサルティング会社では、自己アピールは生き残りのための至上命題と言える。上司からのオーダーに対して、「できません」という回答はNG。とりあえず「できます」と返答しておき、後で必死に対策を考える。そして、成果物を上司に提出する際にも、その苦労は見せないというのが“流儀”だ。

SEの世界でもこれと同じ自己アピール法は有効だが、“納期仕事”であるシステム開発において、一度「できる」と言ったにも関わらず結局できませんでしたというのは何ともバツが悪い。このような場合はどうするべきだろうか……。

心理学的なベストな方法は「潔く謝ること」だという。「いろいろとイイワケを考える人はいますが、よほどの理由がない限りは火に油を注ぐことになります」(内藤氏)からだ。誠意を込めて謝罪してしまった方が、むしろ印象を良くする可能性が高いと言えるのである。

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