海外ではたらく!就職・職場事情

第3回 1日に2時間以上サボるアメリカの会社員

一般的に日本人はよく働く国民性として知られているが、アメリカ人はどうなのだろうか?

アメリカ・オンラインとSalary.comによる新しい調査によると、一般的な労働者は1日8時間の労働に対し、昼休みや休憩時間を除いて2.09時間をムダに使っていると認めた。

回答者の最も大きな気晴らし? それは個人的なインターネット使用。1万人以上のうち44.7%は、1番の仕事の気晴らしとしてネットサーフィンに投票。同僚とのつきあいが23.4%で2番目。個人的な用事をする、ぼんやりする、使い走り、個人的な電話、なども仕事場での人気のサボリ活動だ。

Salary.com

According to a new survey by America Online and Salary.com, the average worker admits to frittering away 2.09 hours per 8-hour workday, not including lunch and scheduled break-time.

The biggest distraction for respondents? Personal Internet use. 44.7% of the more than 10,000 people polled cited web surfing as their #1 distraction at work. Socializing with co-workers came in second at 23.4%. Conducting personal business, "spacing out," running errands, and making personal phone calls were the other popular time-wasting activities in the workplace.

【用語説明】

frittering away … 浪費する
distraction … 〔名詞〕気を散らすこと、注意散漫、気晴らし
spacing out … ぼんやりすること
errand … [名詞]使い、使い走り

解説

過労死(Karoshi)が英語にもなっているくらい、働き蜂国民として知られている日本人。多くの人にとって、「1日平均2.09時間のサボリ時間」は多いと映るのではないだろうか。

追跡調査によると、会社側は従業員ひとり1日あたり0.94時間のサボリ時間を考慮していて、そもそもそれを前提に給与を決定しているそうだ。しかし、マネージャー(上司など)は従業員が1.6時間はサボっているだろうと「疑って」いて、さらに今回のアンケートの結果ではそれを上回り、従業員は1日2.09時間「実際にサボっている」のが判明した。
会社側が予期している時間と、従業員が実際にサボっている時間には1.15時間の差があり、これをアメリカ人の平均給与額(年収$39,795)でコスト計算すると、アメリカ全体で年間$7,590億の損失になるというから、単なる笑いごとではすまされない。

ちなみに時間をムダに使っている大きな理由は、1.する仕事が十分にない(33.2%)、2.仕事の量に対して給料が少ない(23.4%)、3.同僚に邪魔をされる(14.7%)、4.終業時間後に時間がないので(12.0%)となっている。このほか同調査では、男性対女性でサボる時間は同じだが、若者対シニアでは若者の方がサボり時間が多く、歳をとればとるほどサボらなくなるという結果も出ている。

Writer Profile

Masami Suzuki

東京で編集者を勤めた後、フリーランス・ライターとして独立。「派遣の花道」(WAVE出版)を始め数冊の本を出版するも、33歳の時に「人生のブレイク」と称していきなりアメリカ留学を決意。が、渡米2年目にひょんなことから現地の日本語メディア会社に就職することになり、地元情報誌の編集長を2年半勤めた後、2005年よりフリーランスライターに。ワシントン州シアトル在住。

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