海外ではたらく!ミニ世界情勢

2005年、失業率は増加の傾向に?!

労働・社会保障部の部長である鄭斯林氏は、2005年の失業率の目標を4.6%以内にコントロールすると述べた。これは2004年の目標4.5%以内と比較し、比率が増加している事に気づいた読者もいるだろう。
莫栄(※労働・社会保障部労働科学研究所副所長)氏は、05年中国失業率の最良な結果は、本年4.2%を保持することだが、形勢分析では05年の失業率は04年より高まる可能性が多いと予測する。

中国経済時報

【用語説明】

ライターコメント

中国では、大都市を中心として、就職、転職が年々難しくなっている。これは、外国人就業者や外地からの出稼ぎ労働者の増加、ハイテクノロジーの導入等による人材削減等の原因が挙げられている。一般的に中国人は、現状よりも給与や職位が少しでも良い条件であれば、簡単に転職をする傾向にある。だが、失業率の増加に伴い、転職をしても更に良い条件を得ることも、現在は厳しい。

この対策として、各種資格の取得、技術の習得等に励む意識が高まっている。また、転職を考えずに自ら事業を行う者や、現在の職場に勤務しつつ、サイドビジネスを行う者も急増している。以前は外国人というだけで、中国人よりも多い給与を得ていた外国人就労者も、優秀な中国人が多くなるごとに、給与設定は年々低くなり、転職難の状況にある。

また失業率の増加により、中国人のみだけでなく、中国で働く外国人にも大きな影響を与えている。今後、外国人も中国にて就業する場合は、中国人以上に、より高度なスキル、資格、経験を持たない限り、良き条件の仕事を見つけることは年々難しくなっていくことだろう。

Writer Profile

Rie Fukai

(株)アワーズ取締役・上海支社代表。翻訳、中国での企業設立代行業や(ファッション等)ショー&モデルコーディネート、中国企業調査等を手がける。フリーでは女性誌を中心に取材・撮影コーディネーター兼ライターと、企業とフリーランスの2足の草鞋で生活を満喫中。海外書き人クラブ・メンバー。中国在住、計8年目。

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