

人民元の対米ドル市場は人民元の切り上げ後、7日間の取引日を平穏に過ごした。だが、昨日最終の相場で、人民元の対米ドル最終相場は8.1046をマーク。人民元の対米ドル為替レートは、最高値を更新した。



以前、アメリカから指摘を受けた際、中国側が、米ドルと人民元の為替レートの変更は当面ないとコメントしていたにも関わらず、7月21日の人民元2%程度の切り上げが始まった。突然の切り上げにより、中国と取引する多くの企業が驚きの表情を隠せないのはいうまでもない。
先日バーでは、外国人ビジネスマン等がこのニュースについての話で盛り上がっていた。外貨取引で、儲けていたビジネスマンにとって、突然のこの出来事は痛手だったようだ。
さて、日本円の対人民元の為替レートは変動が激しく、米ドルの対人民元における為替レートは、ここ数年比較的安定していたので、米ドルを持っていれば安全だという考えが定着していたが、今や完全に吹っ飛んでしまった。この大幅な改正は約11年半ぶり。以前の米ドル対人民元の相場が、1米ドルあたり8.28人民元、今では8.10を記録。アメリカへの外交的配慮とはいえ、今回の動きは日本円にも影響を与えつつあるのではないか。
常に他国の意表をつく中国。9月には、8.0人民元近くまで相場が変動するのではないかという憶測の噂まで流れており、中国の今後の動向に注目が集まっている。


(株)アワーズ取締役・上海支社代表。翻訳、中国での企業設立代行業や(ファッション等)ショー&モデルコーディネート、中国企業調査等を手がける。フリーでは女性誌を中心に取材・撮影コーディネーター兼ライターと、企業とフリーランスの2足の草鞋で生活を満喫中。海外書き人クラブ・メンバー。中国在住、計8年目。
