海外ではたらく!就職・職場事情

第3回 女性の感嘆、“子供産めば、席を失う”

昨日、北京市政治協商が開催した"職業女性の労働保護状況をテーマにした通達会"において、北京市労働と社会保障曲副局長の郭克利は、キャリアウーマンの労働保護と就業問題は市の主要な問題であり、双方共に配慮が不十分であると述べた。
北京の婦人連合権益部長である李静は、婦人連合が近年受けた苦情の訴えの中で、妊娠期間中に職場でのポジション交代における問題が多かったと紹介した。これと同時に出産を望まない声が増え、"子供を産めば、席(職)を失う"と、キャリアウーマン達は徐々にこの悩みに直面し始めている。

北京青年報

【用語説明】

解説

近年職場で女性の活躍がめざましい中国でも、出産という問題はキャリアウーマン達を悩ませる。
<労働法>は、職業女性の産休が90日を下回らないように定めているし、<北京市人口と計画出産条例>では、高齢出産の場合には30日の産休取得が奨励されており、更に企業の同意を得れば3ヶ月延長することも可能な状況となっている。
とはいえ、産休が長いのは女性にとっては嬉しいことだが、企業の負担が急激に増加するため、企業によっては女性の雇用を嫌がる傾向もある。
女性達が産休を経て仕事に戻ると、自分のポジションが既に別の者に与えられていたり、キャリアアップが望めない部署に配属されてしまったりと、出産によってキャリアに打撃を受けてしまうケースも増加している。キャリアアップを望む女性達は、キャリアを失うくらいなら、出産しない方がいいと考えるようにまでなっている。
政府機関は状況を把握した後、将来的に規定の改正や改善を行うようだ。出産後も自分のキャリアを引き続き伸ばしていけるかどうかが、働く女性達が一番気がかりとするところ。今後の新しい規定に期待が寄せられている。

Writer Profile

Rie Fukai

(株)アワーズ取締役・上海支社代表。翻訳、中国での企業設立代行業や(ファッション等)ショー&モデルコーディネート、中国企業調査等を手がける。フリーでは女性誌を中心に取材・撮影コーディネーター兼ライターと、企業とフリーランスの2足の草鞋で生活を満喫中。海外書き人クラブ・メンバー。中国在住、計8年目。

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