海外ではたらく!ミニ世界情勢

パリでスクーターが人気急上昇

フランスではここ数年スクーターが売れていて、特にパリのような都会で車の渋滞を避けるために車よりも二輪車の利用が好まれている様子だ。

ライターコメント

フランス国内のスクーター販売台数は2003年には前年比30%、2004年には14%の伸びを見せている。96年にヨーロッパ域内における運転免許制度の統一が行われ、フランスでも普通自動車免許を持っていれば、125ccまでの二輪車が運転できるようになった。以降、二輪車の販売台数が毎年20%増となり、99年には19万台に達した。この二輪車ブームにのって手軽な50〜125ccのスクーターが、近年、パリのような都会を中心に売れているという。購買者層は30代のビジネスマンが中心で、渋滞を避けることができる、駐車場所の確保が簡単というのが、購入の大きな理由らしい。特にフランスで頻繁に行われる地下鉄ストの最中にも通勤や仕事上の移動に支障をきたさない、という点がメリットで、管理職の間でも時間節約に役立つ、とスクーター通勤派が増えているらしい。

ちなみにフランスのスクーター市場のシェアはヴェスパで知られるイタリアのメーカー、ピアジオがトップでそこにヤマハ、ホンダの日本勢が続き、フランスのメーカープジョーが第四位だ。フランスの二輪産業の総売上げは輸出分も含めて6億ユーロにしか過ぎず、国内でのニーズ急増はシェアアップのチャンスと期待されている。

Writer Profile

Yuka Egusa

フリー・編集ライター。96年からパリ在住。ライターとして日本の雑誌やHPにパリ情報、フランス社会・文化などをテーマに寄稿。同時にパリ発・日本語情報誌『ビズ・ファミーユ』の編集・発行人を務める。著書に芝山由美のペンネームで書いたOL留学体験記『夢は待ってくれるー女32才厄年 フランスに渡る』がある。海外書き人クラブ・メンバー。

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