海外ではたらく!ミニ世界情勢

心臓専門医たちが子どもの肥満の危険性を警告

フランス心臓専門医連盟は、この9月に"子どもの肥満予防"キャンペーンを実施。「2005年現在、肥満児の数は1970年代に比較して3〜4倍にも増えている。幼児期の肥満は成人後に死に至る心血管障害を起こす可能性を倍層させる」と連盟代表が警告した。

Le Monde

ライターコメント

「今現在のような生活習慣を続ければ、子どもたちは成人後に心筋梗塞などの死に至る重い心血管障害を起こすようになるだろう」。9月にフランス心臓専門医連盟が行った"子どもの肥満予防"キャンペーンに際して、連盟代表のアレック・ヴァーニアン教授がこのような警告を発した。現在、フランス国内で肥満児の数は1970年代に比較して3〜4倍にも増えており、体重過多、肥満の両ケースを合わせると子ども全体の約19%になる。その原因としては、糖分や油分の取り過ぎ、テレビやビデオゲームなどに興じて外遊びをしなくなったためにエネルギー消費の機会が減ったこと、などが挙げられる。
肥満防止のための具体的なアドバイスも提示され、食事は3回、間食は16時(フランスではおやつは3時ではなく4時)の1回のみ。食事の間にお菓子類をつまんだり、ジュースや炭酸飲料を飲んだりしないこと。3食とも必ず果物、野菜を摂ること。朝食には菓子パンや菓子類ではなく(フランスでは朝からパン・オ・ショコラやチョコレートクリームをはさんだビスケットなどを食べることが多い)、普通のパンを食べること、など。さらに、「もし親自身が毎日、数時間テレビの前に座って、絶えず飲んだり食べたりしていれば、子どもは同じことをするだろう」。子は親の鏡。親の生活習慣改善が子どもの肥満防止につながるというわけだ。

Writer Profile

Yuka Egusa

フリー・編集ライター。96年からパリ在住。ライターとして日本の雑誌やHPにパリ情報、フランス社会・文化などをテーマに寄稿。同時にパリ発・日本語情報誌『ビズ・ファミーユ』の編集・発行人を務める。著書に芝山由美のペンネームで書いたOL留学体験記『夢は待ってくれるー女32才厄年 フランスに渡る』がある。海外書き人クラブ・メンバー。

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