海外ではたらく!就職・職場事情

第1回 職場での男女の比率

4月の第一週の韓国といえば「男女雇用平等週間」であるが、実際のところ男女の雇用バランスはどうなんだろうか?

4月の第一週は韓国政府が定めた「男女雇用平等週間」だ。現在、上場企業上位100位の職場における女性割合は15.9%、サムソン、LG、現代など10大グループの女性管理職の割合はたったの0.73%に過ぎない。しかし、女性部発足以来、積極的な政府政策によっていくつかの企業が30〜40%の「女性採用目標制」を導入し、変化の風を吹き起こしている。

システム統合業者のサムソンSDSは、女性雇用と勤務条件の改善などの成果を評価され、「男女雇用平等優秀企業」大統領賞を受賞した。14%にとどまっていた女性比率を2005年までに30%に引き上げるという方針にしたがい、昨年の新入社員中の女性割合は大企業には珍しく40%に上った。入社志願者を実力で評価すれば、自然に女性の割合は高くなるということだ。

ハンギョレ新聞

【用語説明】

解説

韓国のノ・ムヒョン(盧武鉉)政権は公約に掲げていた男女平等実現のための専門部署である女性部を2001年に発足させ、様々な政策を推進してきた。女性部長官には在野から女性労働問題専門家や大学教授などを迎え、幅広い女性問題の解決策を探るべく他の省庁とも連携しながら業務を行っている。

記事でも触れているように、女性部発足以来、女性の就業や職場での男女平等を推し進める政策が展開され、特に雇用面においてはポジティブアクションが導入されてきた。労働部と積極的に連携し、「女性社員30%割当制」を導入するように企業側に働きかけ、目標が達成できれば表彰して企業のイメージアップにつなげている。

企業も政府の政策を受け、不景気にもかかわらず、女性採用に積極的になってきている。機械、造船、鉄鋼など以前は女性の採用を避けてきた業種にも変化が見られる。最近では国民銀行と企業銀行の大卒新入社員の公開採用で、女性の合格者数が全体の58%と国内銀行としては初めて男性の合格者数を上回り、話題となった。

Writer Profile

Kaya Tabata

1991年より韓国在住。梨花女子大大学院女性学科修士課程卒業。国際交流基金ソウル文化センター、オープンサイバー大学で翻訳を教える。子どもの育児環境を求めソウル郊外へ引っ越し、週の半分は自宅で翻訳やエッセー執筆をしている。

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