海外ではたらく!就職・職場事情

第3回 大企業の入社試験英語のカットラインはTOEIC700点

最高の職場の一つに挙げられるサムソン電子に入社するためには、英語の点数がTOEICは730点(990満点)、TOEFLは210点(300満点)、TEPSは630点(990満点)以上を取らなければならない。LG電子はTOEIC700点、TOEFL210点、TEPSは600点以上が必要で、韓進(ハンジン)グループとGM大宇(デウ)はTOEIC700点を採用条件にしている。TOEICを基準にしたカットラインは斗山(トゥサン)が500点以上でもっとも低く、泰光(テグァン)産業が850点以上ともっとも高かった。
(この問題を取り上げた)ウリ党ムン・ビョンホ議員は「調査対象の公企業と大企業の中で国語の能力評価試験を行ったのはたったの一ヶ所だけだった」とし、「大企業の人事担当者の44%が入社試験の際に国語能力試験が必要だと答えているのにもかかわらず、実行に移していない」と述べた。

朝鮮日報

【用語説明】

解説

韓国のオフィス街には英語の学院の看板が目立つ。残業の多いサラリーマンにとっては早朝が英語学習の時間だ。オフィス街のコーヒーショップは、早朝からイヤホンを耳に英語の予習をする会社員と学院に出勤しようとする白人英語教師で混み合う。この頃の韓国の会社員にとって英語は必修で、それ以外に日本語や中国語の能力が求められる。以前、会社員相手に日本語を教えたことがあったが、他の言語を並行して勉強している人が多く、英語や中国語が口からつい出てしまうほどだった。

新聞記事のように、入社時に英語能力試験の点数を条件に出す会社も多いが、入ってからも昇給や昇進時には語学能力がチェックされるため、日々のスキルアップが欠かせない。韓国の企業の多くは社員の英語能力向上のために語学学習手当を支給したり、社内に語学の早朝クラスやお昼休みクラスを設けている。超ハードな語学学習に耐えてこそ、一流企業の社員として生き残れる時代なのだ。

言語的には英語習得の苦労は日本人も韓国人も似たようなものだが、最近の韓国の英語への関心度を見ると日本よりはるかに上をいっているような気がする。韓国人の議論好きで自己主張を尊重する文化が英語学習においては有利に働いているのではないだろうか。韓国では1997年から小学校3年生以上に英語の授業が導入され、過去の文法中心の授業を反省してコミュニケーション重視の英語による授業が定着してきている。国を挙げての英語上達への取り組みがどのように実を

Writer Profile

Kaya Tabata

1991年より韓国在住。梨花女子大大学院女性学科修士課程卒業。国際交流基金ソウル文化センター、オープンサイバー大学で翻訳を教える。子どもの育児環境を求めソウル郊外へ引っ越し、週の半分は自宅で翻訳やエッセー執筆をしている。

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