スカウト「超」活用術

世代に関係なく利用価値が高まるスカウト

第2新卒の定義が変化してきた中で、キャリアアップ転職に向けた方法も変化しつつある。通常、3〜5年程度の経験者というと、仕事において、企業が期待するスペックを発揮し始める時期である。主任やリーダークラスの職務を与えられることも多く、「転職」を考え始めても、忙しくなり思うような活動ができないのが現状だ。そこで、利用価値が上昇しているのが転職サイトなどで行っているスカウトサービスである。

「景気が上向きになり、企業側の人材確保に対する優先順位が高くなってきました。即戦力、もしくは未経験でもやる気があり、社会人としての土台のある若手を欲している企業は多い」と佐藤氏は語る。だが、転職希望者が思うような活動ができないことを受けて、通常通りの採用活動では、求める人材が集まりにくいと悩む企業は多い。

「こうした需要と供給の滞留を埋めてくれるのが転職サイトによるスカウトです。企業側からアプローチしてくるスカウトサービスは、面接までのプロセスが保証されていることが多く、転職活動の効率化が図れる。もちろん、若手だけではなくヘッドハンティング的な使い方をしている企業もある。転職を考えているなら利用しない手はないでしょう」(佐藤氏)

スカウトサービスで広がるキャリア

もともと転職サイトや転職誌などの求人媒体を用いて転職活動を行っている企業は、それだけ金銭的に余裕がある優良企業が多い。これはスカウトサービスを利用してアプローチをしてくる企業も同様である。

ただ、注意してほしいのは、これまでの佐藤氏の話からわかるように、スカウトとは、あくまで「今まで自分がしてきた経験を外部が評価して声をかける」ものであるということだ。したがって、「単に自分が人材紹介に登録して、首尾よく転職が決まったとしても、それはスカウトではない」と佐藤氏は指摘する。

「スカウトの対象になるかどうかは、『自分が他社に誇れるような実績やキャリアがあるか』によって決まります。もしそうではないのに、スカウトメールが来てしまったら、「『なぜ来たんだろう』と謙虚にならなくてはいけない」と佐藤氏は忠告する。それが、“勘違い転職”を未然に防ぐことになるのだ。

この注意点さえ気をつければ、転職サイトによるスカウトサービスはキャリアの可能性を広げてくれる強力なツールとなることは間違いない。自分が知らなかった“マイナーだけど超優良企業”や“自分の能力を買ってくれる異業界の優良企業”などに出会える可能性も高い。キャリアアップを考えているのならば、世代に関わらず有効活用してみてはいかがだろうか。

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