転職に使える!資格図鑑

第3回  【クリエイティブ系:アドビ編】〜 『Adobe』なくしてデザインワークなし!

 Photoshop、Illustrator、Flash……おおよそのデザインワークにおいて、外すことができない『Adobe』ソフト。一般に、グラフィックデザインには幅広い活躍の場があり、デザイン会社や印刷会社、広告代理店、フリーランスなど多種多様なワークスタイルが特徴といえるが、そういった中で『Adobe』はまさに“不可欠な存在”と言える。

 

 表現力や発想力、センスなどが重要視されるクリエイティブなWEBデザイナーであっても、当然ソフトや色彩に関する「専門知識」も業務上必要となる。つまり、デザイナーとして活躍する条件のうちには、実戦で得られるスキル以外に “サイドメニュー”として資格が含まれているのだ。

 

 今回は、自らのスキルを裏づける確かな知識を求めるデザイナーのために、アドビ社認定の資格をおすすめしよう。

資格図鑑 アドビ編 イメージ
アドビ認定エキスパート
主な製品アプリケーションごとに、機能に関する知識・操作技量をはかり、プロフェッショナルとしての能力を認める、アドビシステムズ認定の世界共通資格。認定は単一製品認定、スペシャリスト認定、マスター認定の3種類。これは、それぞれのアプリケーションについての理解度を評価するもので、1つ以上の製品別知識試験に合格するとアドビ認定エキスパート(ACE)として認定される。取得するには、普段使わないメニューの確認やマニュアルの読み直しなどが必要となるため、デジタルワークフロー全体に関わる知識が習得できる。 また、当資格には自分のスキルを世界に証明することができるという大きなメリットがある。コンサルタント、インストラクターをはじめ就・転職の際、もちろんフリーランスの人も、アドビ製品の専門知識の保有者であることの確かな証となる。
試験内容
・パソコン試験(データ作成などの実技試験なし)
Adobe社の各製品(Adobe InDesign、Adobe GoLive、Adobe Acrobat、Adobe Photoshop、Adobe Illustrator、Adobe Premiere、Adobe After Effects)に対する一般知識や操作方法について、コンピューターに表示される質問に解答。試験時間は製品によって異なる。 ※製品がバージョンアップされた場合には新たに認定を受ける必要あり。
ポイント
アドビ認定エキスパートは、アドビ社の製品に関する知識が豊富であることを証明するため、名刺にACEのロゴを記載することで、クライアントからの「受け」が良くなるのは確実。また、認定者にはアドビ認定インストラクターの受験資格が与えられる。
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取得者コメント
合格するとアドビ認定エキスパート(ACE)ロゴを名刺に記載できるので、ちょっと頑張って「スペシャリスト認定」を取りました。 “できる男”と扱われて気分がいいですよ(笑)
(情報サービス・29歳・男性)
アートディレクターという職業柄、職人系よりも指導側に近いこの資格は取っておきたいところではないでしょうか。持っているのとないのとでは社会的な評価は違うと思いますし。
(広告代理店・34歳・男性)
Photoshopクリエイター能力検定
当資格の認定試験は、画像編集技術に関する知識を持ち、Photoshopを駆使して提示されたテーマ・素材からコンテンツを制作する能力を認定する。レベルは3級、2級、1級の3ランクに分かれ、3級は色調補正、レイヤー、チャンネル、フィルタなどの基礎機能を理解し、デジタル画像処理を行うための基本操作ができるレベル。2級はマスク・フィルタ処理などの画像処理に関する基礎理論及び操作方法を理解し、多様なデジタル画像処理ができるレベル。1級は高度な機能やデジタル画像処理の基礎理論を理解し、WEBページや印刷など他のメディアへの応用など、実践的なデジタルコンテンツの作成、指導、提案ができる能力が求められる。 経験を積めば、グラフィック・Webコンテンツ作成など、マルチメディアやデジタルグラフィックを扱う職種全般での独立も可能。
試験内容
・知識試(50分) ※1級の場合 DTPおよびAdobe Photoshopに関する知識を問う。多肢選択式(答案記述形式)でテーマ別大問8〜10問程度。
・実技試験(120分) Adobe Photoshopの操作によるDTPファイルの作成。問題冊子および出力見本により出題されたひとつのテーマと指示に従ってパソコンを使用し、解答を作成する。
ポイント
受験対策コースを設けたスクール・通信講座を利用するか、 (株)サーティファイが発行している専門のソフトウェアテキストの利用をおすすめする。3級、2級の出題範囲は基礎的な技術や知識だが、1級は高度なスキルが要求されるので、実務経験を積んでからの受験が一般的だ。
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取得者コメント
5年ほど前に結婚して一度家庭に入ったのですが、その間に趣味レベルで勉強して1級を取得しちゃいました。で、今はそこそこのお給料で再びデザイナーとして働いています。
(広告制作会社・32歳・女性)
特にこれといった理由はありませんが、箔をつけるために「Illustratorクリエイター能力認定」とともに取得しました。ただ、2級なので次回は1級に挑戦したいですね。
(フリーデザイナー・28歳・男性)
Illustratorクリエイター能力検定
当資格の認定試験は、ドキュメントデザイン技術に関する知識を持ちIllustratorを駆使して、提示されたテーマと素材からコンテンツを制作する能力を認定する。レベルは3ランクに分けられ、3級はベクトル画像の基礎概念を理解し、ベクトル画像の描画なども含む簡単なデジタルデザインができるレベル。2級は基本的な図形描画に加え、パスファインダやレイヤーな多くの機能を応用したデジタルデザインができるレベル。1級は圧縮や印刷などデザイン以外の技術も把握し、実用に耐えるデジタルコンテンツの作成や指導や提案ができる知識と能力が求められる。取得することで、デザイナーやWebコンテンツ作成者、イラストレーターやDTPオペレーターなど、グラフィックを扱う職種全般に就くことができる。
試験内容
・知識試(50分)  ※1級の場合  DTPおよびAdobe Illustratorに関する知識を問う。多肢選択式(答案記述形式)でテーマ別大問8〜10問程度。
・実技試験(120分)Adobe Illustratorの操作によるDTPファイルの作成。問題冊子および出力見本により出題されたひとつのテーマと指示に従ってパソコンを使用し、解答を作成する。
ポイント
受験対策コースを設けたスクール・通信講座を利用するか、 (株)サーティファイが発行している専門のソフトウェアテキストの利用するのがおすすめ。3級、2級の出題範囲は基礎的な知識だが、1級は高度な実務レベルが要求されるので、日常的に業務で使用している人向けの資格と言える。
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取得者コメント
社内で「その道のプロとして舐められないように資格を持て」と言われているので、よく使うIllustratorとFlashクリエイター能力認定は取り…いや、取らされました。
(映像制作会社・30歳・男性)
以前、グラフィック系の専門学校に通っていたのですが、卒業後「アドビ認定エキスパート」を就職の際のアピ−ルポイントとして取得しました。おかげで?今の会社に入れました!
(ECサイト運営会社・26歳・女性)
その他の注目資格!

 まず注目したいのが、マクロメディア認定プロフェッショナル。当資格は、ソフトを使いこなすスキルとアプリケーションに関する知識を認定する国際的な資格。Macromedia Flash MX 2004 認定デザイナー、Dreamweaver MX 2004 認定デベロッパーなど7種類に分かれていて、経験値に合わせて取得することができる。
 もうひとつ、Flashクリエイター能力認定も外せない。取得後は、企業内でWEBデザイナーやWEBコンテンツ作成者、プログラミング、開発環境エンジニアに、場合によってはスキルを活かして独立することも可能。
 「WEBデザイナーに資格は不要」と言われるが、サイトの目的がより戦略的になってきた今、クライアントニーズや社内におけるデザインパートの重要性に沿うためには、様々なスキルが必要となる。資格取得という目標を別に立て、それを現場で応用することで総合的なスキルを身につけてゆき、WEBデザイナーとして飛躍するのもひとつの手ではないだろうか。

「アドビ資格」を活かして転職する

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