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他の社員との接点が少なく会社に慣れません

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大学卒業後、営業事務として3年経験した後、異業種への興味がわき昨年末転職をしました。今の会社では前職での経験が活かせる仕事内容で、予想通りその面では心配していなかったのですが、どうしても会社になじめません。営業の方もあまり会社にいないうえ、同じポジションの人も他にいないため、いまの会社についてあまりよく知らないまま仕事をしている状況です。

このまま誰からも仕事を教わらず、習得することなく仕事をしていること自体、これでいいのだろうか?と不安になります。心配しすぎなのでしょうか?

(うたたねさん 女性・25)
深刻度
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サッカー・ワールドカップは2006年開催。今年は予選リーグも見逃せませんね。サッカーなどの団体競技では、途中で行う選手交代をうまく使えるかが監督の腕の見せ所だったりします。

団体競技の場合、選手交代は「疲れた選手の代わりに元気な選手を入れる」ということ以上の意味があります。チーム全体の雰囲気を変えて士気を高める効果。ギクシャクしていた連携を、緊張をうまくほどいてスムーズにする効果などです。新しく入ったメンバーには「空気を変える」という役割があるわけです。経営者が中途採用をする理由も同じで、人が抜けた穴を埋めるだけでなく、会社全体の雰囲気を改善したいという気持ちもあるのです。

うたたねさんは、スキルを活かした転職には成功したみたいなので、その点では問題ありませんね。でも、「自分の仕事のやり方が会社のやり方と合っていないんじゃないか」という不安がある。転職って奥が深いですね。私がご相談を読んだ限りでは、そんなに心配することはないんじゃないかと思います。

そもそも、会社のやり方っていうのはそこで働く人が作り上げるもの。もし、どうしてもルールを決めておく必要があるのならマニュアル化されているはずです。会社のルールや暗黙のしきたり通りに仕事ができることだけで、うたたねさんは採用されたわけではないはずです。逆に、形骸化された意味のないルールに気づいたら、進んで変えていけば良いと思います。そういうことで、会社の空気を変えるというのも中途採用社員に求められていることなのかもしれないのです。

だから、うたたねさんは、「自分がルールを決めるんだ」というぐらいの気持ちで今の仕事に臨んだらいいんじゃないでしょうか。営業の人たちが仕事をしやすいやり方はこうという風に、自分から提案していくわけです。

そうすれば、周りの人たちのうたたねさんに対する見方も変わってくると思いますし、それで徐々にコミュニケーションができてくるんじゃないでしょうか。自分が変に気を使っていたら、相手も距離を置いてしまうもの。最初は間違ってても良いというぐらいの気持ちで、積極的に自分からパスを出してみてはいかがでしょうか?

ターレス今井氏

回答者プロフィール

ターレス今井
CarriageWay Consulting代表。

1973年生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科卒業後、某IT企業に入社。シリコンバレー絶頂期には、米国の技術を日本にいち早く導入するというミッションのもと、いくつかのプロダクトを日本に導入。また、方法論を伴った形での技術導入の必要性にも着目し、米国コンサルタントから学び、訳書も手がける。その後、独自プロダクトの開発にも力を入れ、マーケティング、プリセールス、プロジェクトマネジメントを一任される。
2002年にCarriageWayConsultingを設立し、ビジネススキルと仕事術に関する講演や執筆活動を中心に活躍中。2万部を越す読者を持つメールマガジンを日刊(1日2回)発行している。共著には「SEライフVOL.1〜SEが28歳までに身につける28の力(技術評論社)」メディア掲載には、「会社を辞めずに簡単に出来る週末起業」、「行列のできるメルマガ作成入門」、「THE21」、「早朝起業」、「仕事とパソコン」など。
・情報処理技術者:プロジェクトマネージャ、システム監査
・米国PMI認定 PMP

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