最新の記事へ
バックナンバーへ

年齢がオーバーしていてもチャレンジすべき?

レベル2

20代は夢を追っていました。正社員として勤務した年数は合わせて4年です。
できる仕事しかやらせてもらえない、と感じ学校へ行ったものの会社から学校を辞めるように言われ、会社を辞めました。
今月通信で修士号を取得できることになり、C言語の知識は身についたので仕事を探そうと思うのですが、34歳で未経験は、分かっていたけど厳しそう。年齢がオーバーしても応募していいのでしょうか?

(こどもの日さん 男性・34)
深刻度
レベル2

大人の楽しみのひとつやふたつは持っておきたいもの。そんな思いもあって、数年前からクラシックをかじり始めました。今ではCDを買ったり、テレビのクラシック番組を見るようになったり、コンサートにもたまに行くようなりました。子供のころには考えられなかったことです。

小澤征爾さんがウィーン・フィルのニューイヤーコンサートで指揮を振ったことで、クラシックも人気が再燃しましたが、また落ち着いてきましたね。日本でもいいコンサートが安く見れるといいのですが、芸術はお金がかかります。クラシックファンも急には増えそうにありません。

小澤征爾さん以外にも、日本人の指揮者が何人かいますが、朝比奈隆さんなんてすごかったですね。大阪フィルハーモニー管弦楽団で、90歳を超えても現役を続けられていました。90歳なんて、みなさんあと何年後ですか? 好きな仕事をここまで長く続けられたら、本当に幸せな人生だったんだろうと思います。

音楽家でよくあるパターンは、小さいころからの英才教育ですね。6歳からピアノやバイオリンをやっていて、後に指揮者に転向するという感じです。でも、朝比奈隆さんの場合音楽の勉強を始めたのは大学を卒業して電車の運転手として一度就職したあとのこと。25歳のときです。それから指揮者として活躍するにはさらに7年かかっています。でも、93歳まで現役でいれば、それぐらいの年数は誤差みたいなものかもしれませんね。

さて、ご相談の件ですが、言うまでもなく34歳で未経験というのは厳しいですよね。なんで厳しいかというと、雇う側としては新卒で未経験だけど安くて素直な人材か、30歳前後で即戦力となる人材が使いやすいからです。欲しい人材の範疇からは残念ながらはみ出しているのは最初から明白ですね。

しかし、最初から明白だからといって、最初からあきらめる必要はありません。求人の条件に年齢制限があるのは雇う側として当然ですが、それを鵜呑みにしないでアタックしてみるべきでしょうね。

時期によっては人手がどうしても足りない場合がありますので、運良く採用される可能性もあります。一度でも実績がつけばあとは芋づる式に次々と仕事をさせてもらえる事になるでしょうし、その中で経験と自信も培われるはずです。

それと、これからの社会は高齢化かさらに進んで行きますので、始めるのが遅くても、仕事をそれだけ長く続けていけばいいだけです。74歳まで働くと決めれば、あと40年は働くことが出来ます。冗談のように聞こえるかもしれませんが、今後の社会構造の移り変わりを考えるとありえない話ではありません。

朝比奈隆さんみたいに90歳を超えても現役というのは稀なケースですが、70代ぐらいまではみんな働き続けている社会になるんじゃないでしょうか。給料は周りの同い年の人と比べれば低くなるかもしれませんが、あと40年働くのであれば、大した問題ではないでしょう

どうしても正社員が無理なら、実績をつくるために最初は派遣社員として働いて、それから正社員を目指すという手もあります。

せっかく会社を辞めてまで自分のしたいことをやってきたわけですから、まずはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ターレス今井氏

回答者プロフィール

ターレス今井
CarriageWay Consulting代表。

1973年生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科卒業後、某IT企業に入社。シリコンバレー絶頂期には、米国の技術を日本にいち早く導入するというミッションのもと、いくつかのプロダクトを日本に導入。また、方法論を伴った形での技術導入の必要性にも着目し、米国コンサルタントから学び、訳書も手がける。その後、独自プロダクトの開発にも力を入れ、マーケティング、プリセールス、プロジェクトマネジメントを一任される。
2002年にCarriageWayConsultingを設立し、ビジネススキルと仕事術に関する講演や執筆活動を中心に活躍中。2万部を越す読者を持つメールマガジンを日刊(1日2回)発行している。共著には「SEライフVOL.1〜SEが28歳までに身につける28の力(技術評論社)」メディア掲載には、「会社を辞めずに簡単に出来る週末起業」、「行列のできるメルマガ作成入門」、「THE21」、「早朝起業」、「仕事とパソコン」など。
・情報処理技術者:プロジェクトマネージャ、システム監査
・米国PMI認定 PMP

▲ページのトップへ