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日本での就業経験はバイトのみ。帰国後の転職が心配…

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アメリカで現地採用者として働き始め4年がたちます。車関係の会社で、鋳造担当で す。来年の3月に日本への永久帰国を考えています。そのころはすでに29歳。 自分の 力を発揮できる英語と鋳造という異色な組合せで転職に臨みますが、日本ではバイト でしか働いたことがなく、日本の社会や会社の現状を知りません。このような自分で も、日本で仕事が見つかり、やっていけるかが心配です。

(のび太 男性・28)
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今ではお馴染みになったテレビ通販やネット通販ですが、ここ数年でぐんぐんと市場 規模が拡大しましたね。しかし、手にとって確認できずに買うのはとても勇気がいる もの。高価な化粧品や健康食品なんかだと相性が悪くて使えず仕舞いではもったいな いため、買うことを躊躇してしまうこともありますね。

しかしそこはメーカーも考えていて、そういう場合のために無料サンプルを配ってい ます。無料サンプルでお試しをしてみて、良かったらそこで初めて買えばいいんです ね。転職も同じように、不安がっていても何も解決しませんので、まずは自分にとっ てできること、必要なことから試してみるということも効果的です。

その点、インターネットを使った転職活動の場合、自分の希望の条件を登録しておく ことで、自分にとって必要性の高い合致した求人情報をメールで入手することもでき ます。募集案件の情報も常に更新されていますし、条件検索から自分の希望する会社 の情報を拾いに行くことも容易です。

また、情報収集の一環としては、現地(日本)に住んでいる知り合い・親類を頼って という経路も有効です。私の話ですが、数年前に会社の別の部署のスタッフから、ア メリカに勤めているその方の友人の履歴書を送ってもらったことがあります。「こう いう人がいるんだけど、中途採用してくれる会社ありそう?」とその人はいろんなつ てを使って、友人の転職活動を手伝っていたようですが、採用側は自分や会社と何か しら接点を感じた場合、入社後のあなたをより想像しやすくなりますから、のび太さ んに“よき理解者”がいる場合は、自分自身をアピールしてみることも重要です。

のび太さんの転職の場合、アメリカでの経験は英語だけではなく、他にも強みを培う ことにつながっているはずです。英語や鋳造以外にも自信を持ってアピールできる点 を考えてみてください。アメリカという環境で実務をこなしたという経験から、のび 太さんの環境適応能力、コミュニケーション能力に興味を持つ企業も少なくはないか もしれません。履歴書には人間として成長できたポイントをエピソードを交えて、ア ピールしてみると、よりのび太さんという人間が明確になります。

また、バイト経験であっても日本の会社で働いていた時の経験というのも、一度振り 返ってみてください。環境の違いはあるかもしれませんが、「働く」という点で求め られることに大きな違いはないのではないでしょうか? 日本での就職経験がない点 をハンディと思うのではなく、「○○ができるから、御社でもそれを活かしたい」と 強みを持つことも重要です。採用側は日本での就業・会社の現状をよく知っているか、 という点よりも、のび太さんに日本での就業においてのスタイルを受け入れる姿勢が あるかどうかのほうに関心があるのでは、と思います。

まずはできること、必要なことを再認識し、行動をおこしてみることです。 良い結果が届くことを楽しみにしています。

ターレス今井氏

回答者プロフィール

ターレス今井
CarriageWay Consulting代表。

1973年生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科卒業後、某IT企業に入社。シリコンバレー絶頂期には、米国の技術を日本にいち早く導入するというミッションのもと、いくつかのプロダクトを日本に導入。また、方法論を伴った形での技術導入の必要性にも着目し、米国コンサルタントから学び、訳書も手がける。その後、独自プロダクトの開発にも力を入れ、マーケティング、プリセールス、プロジェクトマネジメントを一任される。
2002年にCarriageWayConsultingを設立し、ビジネススキルと仕事術に関する講演や執筆活動を中心に活躍中。2万部を越す読者を持つメールマガジンを日刊(1日2回)発行している。共著には「SEライフVOL.1〜SEが28歳までに身につける28の力(技術評論社)」メディア掲載には、「会社を辞めずに簡単に出来る週末起業」、「行列のできるメルマガ作成入門」、「THE21」、「早朝起業」、「仕事とパソコン」など。
・情報処理技術者:プロジェクトマネージャ、システム監査
・米国PMI認定 PMP

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