最新の記事へ
バックナンバーへ

本命の資格未取得で別の取得相当の資格を条件とする企業に応募するのは

レベル2

私は2005年3月に大学を卒業したのですが、大学時代に公認会計士試験受験の勉強のため、就職活動はしませんでした。今回の受験の結果はまだわかりませんが、厳しいと考えています。本命以外の関連の日商簿記検定などの関連資格取得は見合わせていたのですが、同資格の取得相当の知識はあると思います。

こういった状況でも、たとえば簿記2級取得者の募集に対して、応募することは可能なのでしょうか? また就職活動経験がないため、まず何から行動していいのかわからず困っています。

(へそまがり 男性・22)
深刻度
レベル2

「あの映画見に行こうか?」
「混んでるんじゃないの。映画館に行ってみて入れなかったらバカらしいし」
「その時はこっちのを見ようよ」
「そっちもそこそこ混んでるわよ」
「両方ダメだったら、食べたいって言ってたアイスクリーム屋に寄って帰ればいいじゃん」
「ふ〜ん。じゃあとりあえず行ってみようか」

この会話ですが、たんなる週末のカップルの会話だと思う人もいらっしゃるでしょうが、実は重要な要素が入っています。その要素というのは一言で言うと「リスクマネジメント」です。

物事を進める上では、さまざまなリスクが潜んでいて、それが現実になると計画が崩れますね。そういうリスクが現実に発生することも考えて第2、第3の計画も立てていることがリスクマネジメントなんです。もし、一番見たい映画が混んでいて見れなければ次に見たい映画に切り替える。それもダメならアイスクリームを食べるデートに切り替える。いろんなケースを事前に想定しておくわけです。

へそまがりさんの場合も、学生のうちからいろんなケースを想定したリスクマネジメントをやっておくべきだったのでしょうね。 たとえば、

  • もし試験に落ちた場合、1年は就職せずに再度試験にチャレンジする、その資金は事前に貯金をしておくか、親にネゴしておく
  • 秋からでも入社可能な外資系の企業に目星をつけておく
  • 自分の進む道に近いアルバイト先を確保しておく
  • etc.
こういう選択肢を用意しておけば、今になって何をして良いのか分からず焦ることはなかったはずです。

背水の陣という言葉がありますが、あれは負けたら死ぬしかないから最大の力を出すという意味だけではなく、負けたら死ぬということも心の中で受け入れているのです。死を受け入れるということはつまり、最悪のケースがすでに想定されているわけで、そういう状況が現実になってもうろたえません。

さて、今回の場合ですが、まずは落ち着いて自分の進むべき道を見つめなおすところからでしょう。焦ってとりあえず就職できる企業に行くよりは、少し時間をかけてでも気持ちの整理をして、就職活動をする体制を整えて、じっくり挑んでください。就職活動については、ネットにもたくさん情報がありますし、先に就職した同級生に情報をもらうこともできますよね。そういう同級生がいる点ではすこし有利ですよね。

しかも、公認会計士に関する知識はある程度身についているでしょうから、それは必ず強みになります。他の人がどんどん就職してしまって自分だけ置いて行かれるという気持ちにもなるでしょうが、助走が長いほうが遠くに飛べるものです。自分の強みを作る期間が少々長くなっても、数年後にはそれが加速度を産むことは間違いありません。

長い人生ですから、1年や2年スタートが遅れたところで気にするほどではありません。 もう少し長期的に人生計画を考えてみてはどうでしょうか。

そのときには、いろんなケースを想定することを忘れずに。

ターレス今井氏

回答者プロフィール

ターレス今井
CarriageWay Consulting代表。

1973年生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科卒業後、某IT企業に入社。シリコンバレー絶頂期には、米国の技術を日本にいち早く導入するというミッションのもと、いくつかのプロダクトを日本に導入。また、方法論を伴った形での技術導入の必要性にも着目し、米国コンサルタントから学び、訳書も手がける。その後、独自プロダクトの開発にも力を入れ、マーケティング、プリセールス、プロジェクトマネジメントを一任される。
2002年にCarriageWayConsultingを設立し、ビジネススキルと仕事術に関する講演や執筆活動を中心に活躍中。2万部を越す読者を持つメールマガジンを日刊(1日2回)発行している。共著には「SEライフVOL.1〜SEが28歳までに身につける28の力(技術評論社)」メディア掲載には、「会社を辞めずに簡単に出来る週末起業」、「行列のできるメルマガ作成入門」、「THE21」、「早朝起業」、「仕事とパソコン」など。
・情報処理技術者:プロジェクトマネージャ、システム監査
・米国PMI認定 PMP

▲ページのトップへ