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次の転職を考えるために今から何を勉強をすべきか?

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現在、社内通訳・翻訳(英語)をしています。実務経験が1年未満です。次の転職を考えるために、今から勉強を始めたいと思っています。

今後、この通訳・翻訳業界で生き残るためには、中国語も身につけるほうがいいのでしょうか。もしくは、英語で専門分野を身につけるほうがいいのでしょうか。ちなにみに専門分野はIT業界で、もっと絞る必要があるなら、開発関係でいきたいと思っています。

もし、専門分野でいくなら、どの程度の専門知識が必要なのでしょうか。

(服部さん 男性・28)
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ヤワラちゃんこと、柔道の谷亮子選手が妊娠だそうです。おめでたいですね。

柔道にはたくさんの技がありますが、「背負い投げ」や「内股」など大技は、まずはどれか一つだけを練習するそうです。最初から、大技を2つも3つもいっぺんに練習していると、1つ1つの技を極められなくて、試合に出ても相手を倒せないからです。100時間の練習時間のうち、100時間すべてを背負い投げのために使えば、試合で通用する背負い投げが身につけられるのに、50時間ずつ背負い投げと内股に使うと、どちらも中途半端になってしまうわけです。

仕事でも同じことが言えて、やはり得意分野に一点集中してお金や時間を投資するほうが効果は高いと言えます。英語と中国語の両方に投資して、ほどほどのスキルを身につけたとしても、他に代えが利く人材でしかないのでは、と思います。しかもIT業界の場合、中国の方々が日本語を勉強されるケースも多くありますし、専門分野に絞るほうが有効ということです。

そこで、どの程度の専門知識が必要かということですが、ベースとしては、その業界での入門レベルかその上ぐらいの資格保持程度の知識が必要でしょう。IT業界だと、基本情報処理技術者やソフトウェア開発技術者の資格レベルです。この程度の知識が英語で理解できれば、基本的にはクライアントもストレスなく会話が出来るでしょう。あとは、米国のコンピューター雑誌のWebサイトを読んで、だいたい内容が理解できていれば最新トレンドの把握はできているということです。

これ以上詳しい専門知識になると、クライアントの担当者ぐらいしか知らないものだったりしますので、最初から知っている事を期待されることはありません。逆に、分からないことを言ってすみませんと、クライアントが気を使うこともあるぐらいです。

私も何度か通訳の方を交えてアメリカ人と話をしたことがありますが、通訳をお願いする時には事前に関連の資料を通訳の方に読んでおいてもらいますし、あまりにも専門的すぎることはその都度通訳の方に説明をしたものです。ベースとなる知識がしっかりしていれば、詳細な専門知識もすぐに頭に入りますからね。

ただ、何にも代えがたい人材を目指すのであれば、さらに専門を絞り込んで重点的に知識を勉強して下さい。クライアントが、何の説明もせずに会話することが出来るレベル。感覚的にはこれが最終的に目指すレベルだと思います。まずはどこか分野を決めて格闘してみるのも良いかもしれませんね。

ターレス今井氏

回答者プロフィール

ターレス今井
CarriageWay Consulting代表。

1973年生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科卒業後、某IT企業に入社。シリコンバレー絶頂期には、米国の技術を日本にいち早く導入するというミッションのもと、いくつかのプロダクトを日本に導入。また、方法論を伴った形での技術導入の必要性にも着目し、米国コンサルタントから学び、訳書も手がける。その後、独自プロダクトの開発にも力を入れ、マーケティング、プリセールス、プロジェクトマネジメントを一任される。
2002年にCarriageWayConsultingを設立し、ビジネススキルと仕事術に関する講演や執筆活動を中心に活躍中。2万部を越す読者を持つメールマガジンを日刊(1日2回)発行している。共著には「SEライフVOL.1〜SEが28歳までに身につける28の力(技術評論社)」メディア掲載には、「会社を辞めずに簡単に出来る週末起業」、「行列のできるメルマガ作成入門」、「THE21」、「早朝起業」、「仕事とパソコン」など。
・情報処理技術者:プロジェクトマネージャ、システム監査
・米国PMI認定 PMP

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