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結婚や同棲の予定をどこまで話すべきか?

レベル2

現在一人暮らしで転職活動中なのですが、近い将来同棲を考えています。そのことを面接で聞かれたら、どう答えればよいでしょうか? プライベートなことですし、どこまで話すべきか、また、結婚が控えている場合や同棲の理由によって、採用が拒否される可能性やうまく伝える方法を教えてください。

(くらげさん 女性・28)
深刻度
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日本でも、米国並みにプレゼンテーション・スキルが重要視されるようになってきました。どれだけ内容が良くても、それが相手に伝わらなければ意味がない。こういう考え方が定着してきたように思います。

先日の衆議院解散時は、小泉首相のプレゼンテーションが光っていたと思います。「郵政民営化以外にも争点はたくさんある」といくら民主党が主張しても、マスコミにはほとんど取り上げられず、小泉首相の言葉がクローズアップされ、自民党の支持率が上がるという現象が起こりました。論点を「郵政民営化」に絞り、分かりやすく相手に伝えるというプレゼンの基本を押さえているということでしょう。

では、面接の場合はどうでしょうか? ここでも、同様に重要なことに論点を絞って進めることが大切です。

面接の目的を考えてみてください。面接では、会社側は仕事の遂行能力のある人材なのかを見極めるため、逆に応募者は自分の希望する仕事や待遇であるのかを見極めるために話し合われます。重要なのは“仕事上”での経験であり、スキルであり、熱意。面接はこれらの点について重点的に話し合われるべき場だと思います。

逆にあまり本質的でないことを言及されそうな場合は、それ以上話題が膨らまないように、端的に回答すればいいのです。アピール点をすべて話し終えた上で、さらに理解を深めるためであれば問題ありませんが、言うべきことを言う前に話が脱線してしまうことは避けたいところです。特にプライベートなことは面接の本来の目的とは関係ない場合が多いですから、無理に答えなくても構わないでしょう。気になるようであれば今後の自分に不利にならない程度に濁して答えてもいいと思います。

それよりも今までの経験や実績、それによって身に付いたスキルなどを織り交ぜて、この会社でどういう活躍をしたいのか、意気込みをアピールするべきです。この2点に注力して面接を組み立ててください。特に得意分野や実績に関しては答えを用意しておくといいと思います。また、できるだけ自分のアピールしたいことの呼び水になるような履歴書を書いたり、質問に簡単に答えるだけではなく、相手が聞きたくなる程度に事例等を織り交ぜてください。そうやって、自分が主導権を握れるように流れを持っていくわけです。得意分野が質問されればしめたもの。存分にアピールしてください。

小泉首相が「郵政民営化」に論点を絞ったように、くらげさんも自分のアピールしたい点に論点が集中するように面接を組み立てる練習をしてください。ただ、相手に質問される前から脈絡もなくアピールをし出すと、コミュニケーション能力の低い人だと思われる可能性もありますので、注意してください。

ターレス今井氏

回答者プロフィール

ターレス今井
CarriageWay Consulting代表。

1973年生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科卒業後、某IT企業に入社。シリコンバレー絶頂期には、米国の技術を日本にいち早く導入するというミッションのもと、いくつかのプロダクトを日本に導入。また、方法論を伴った形での技術導入の必要性にも着目し、米国コンサルタントから学び、訳書も手がける。その後、独自プロダクトの開発にも力を入れ、マーケティング、プリセールス、プロジェクトマネジメントを一任される。
2002年にCarriageWayConsultingを設立し、ビジネススキルと仕事術に関する講演や執筆活動を中心に活躍中。2万部を越す読者を持つメールマガジンを日刊(1日2回)発行している。共著には「SEライフVOL.1〜SEが28歳までに身につける28の力(技術評論社)」メディア掲載には、「会社を辞めずに簡単に出来る週末起業」、「行列のできるメルマガ作成入門」、「THE21」、「早朝起業」、「仕事とパソコン」など。
・情報処理技術者:プロジェクトマネージャ、システム監査
・米国PMI認定 PMP

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