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プラスアルファの能力を身に付けようと、退職して1年間の語学留学を考えています

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自分の経歴に自信がなく、結局同じような営業会社にしか評価されない不安があります。営業力プラスアルファの力をつけようと、1年間の語学留学を考えていますが、退職後のブランクが長いとマイナスだという話を聞きました。留学をやめて転職活動をした方が良いのでしょうか。また、企業側は退職後のブランクをどのように見るのでしょうか。

(リルキムー 女性・27)
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経歴に自信がないとはいえ、営業力が評価されているのであれば、それは誇りに思うことだと思います。多くの人は自分の能力を過小評価しがちですが、他人からすると素晴らしい資産なのです。

もし、さらに能力開発をしようとお考えであれば、自分のコアとなる営業力と融合し、相乗効果の出る分野を狙うのが良いでしょう。コアとなるスキルを2つ持っていることをダブルスキルと言いますが、ダブルスキルで有効なのはそれぞれのスキルが相乗効果を発揮して、「1+1=3」となる場合です。

リルキムーさんの場合は、語学留学を考えているようですが、「営業力+語学力」が「1+1=3」となるようなビジョンは描けていますか? 語学留学の狙いは何でしょうか。相乗効果のないスキルを身につけた場合は、片一方のスキルが必要な場面でもう一方のスキルが機能しませんので、結局「1+1=1」となってしまいます。

人事の担当者も、留学そのものをマイナスと判断することはないでしょうが、明確なビジョンをもって留学しているかどうかを気にすると思います。 ビジョンを持って1年間過ごしてきた人であれば、それなりのスキルアップもしている印象を持つものです。帰国後にこういう仕事をしたいから、この学校でこんなことを勉強しました、と説明できるようであれば問題ないでしょう。人事担当者も納得です。

もしそこまで明確なビジョンがないようであれば、1年間という時間は人生に与える影響が大きいように思います。国内の英会話学校に行っても同じかもしれません。

ただ、自信をつける意味では、何かに励むことは重要なことです。根拠は薄くても、これと決めた分野に打ち込んでみましょう。語学でも良いですし、プレゼンテーションやコーチングなどの講座に通うのも良いでしょう。スポーツに打ち込むのでもかまいません。 何かひとつに打ち込むことで集中力が増し、自信が付いてきます。その影響で、仕事などの他の分野にも前向きになり自信が出てきます。

最後に蛇足ですが、ゼロから始めてお茶と絵の先生にわずか2年でなった人の話が『加速成功―願望を短期間で達成する魔術』(サンマーク出版)という本で紹介されていました。
どのようにしたかというと、同時に6つの習い事を始めて、数ヶ月で自分に合わないと思ったものはやめていき、最終的にうまくいきそうな2つに絞り込んだそうです。1つずつ試していると、何十年もかかりそうですが、これなら習得のスピードを上げられそうですね。

ターレス今井氏

回答者プロフィール

ターレス今井
CarriageWay Consulting代表。

1973年生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科卒業後、某IT企業に入社。シリコンバレー絶頂期には、米国の技術を日本にいち早く導入するというミッションのもと、いくつかのプロダクトを日本に導入。また、方法論を伴った形での技術導入の必要性にも着目し、米国コンサルタントから学び、訳書も手がける。その後、独自プロダクトの開発にも力を入れ、マーケティング、プリセールス、プロジェクトマネジメントを一任される。
2002年にCarriageWayConsultingを設立し、ビジネススキルと仕事術に関する講演や執筆活動を中心に活躍中。2万部を越す読者を持つメールマガジンを日刊(1日2回)発行している。共著には「SEライフVOL.1〜SEが28歳までに身につける28の力(技術評論社)」メディア掲載には、「会社を辞めずに簡単に出来る週末起業」、「行列のできるメルマガ作成入門」、「THE21」、「早朝起業」、「仕事とパソコン」など。
・情報処理技術者:プロジェクトマネージャ、システム監査
・米国PMI認定 PMP

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