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転職活動をしていることが、上司にバレてしまいました

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転職活動をしていることが、上司にバレてしまいました。まだ、次のところが決まっているわけではなく、会社で転職サイトから応募しているところを見られてしまったのです。席も近くなので、なんとなくバツが悪いのですが、どのように対処すればいいのでしょうか。この件に関して、上司からツッコミが入らないのがある意味不気味です。

(TOKI 男性・25)
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今回のご相談ですが、上司の方から「部下が転職活動しているところを見てしまった。どう対処すれば……」なんて相談が来ても不思議ではありませんね(笑)。これはTOKIさんも、上司の方も、お互いにバツが悪いでしょう。

ポイントは「お互いに」というところです。バツが悪いのはTOKIさんだけではありません。ですので、アプローチとしては、上司の立場になって考えるのが良いでしょう。

上司からしてみれば、部下が転職を考えていると知ったら、やはりショックだし、悲しいのではないでしょうか。また、自分に原因があると考えて、悩んでしまうかもしれませんね。

お互いにこういう関係になったとき、何が問題になるでしょうか?

ひとつはバツの悪さからくる、「仕事のしにくさ」でしょう。お互いに遠慮がちになり、コミュニケーションが少なくなってくると、仕事の進み具合も悪くなるものです。

もうひとつは、「評価の低下」です。上司が本当に立派な方であれば問題ないと思いますが、急に冷遇されるようになったり、仕事の成果が認められなかったりなど、上司の態度に変化があるかもしれません。人間ですので、これはしかたありません。

程度の差はあっても、このような問題が出てくると思います。対処するには、上司の感情的な部分に気を使わなければなりません。つまり、上司のバツの悪さや無念さ、悲しみ、怒りなどの感情を緩和する方策を打つのです。

最も効果的なのは、「転職を考えている理由は上司の問題ではない」と伝えることでしょう。

上司にとって、部下が転職していくのは、自分の管理不行き届きを問われかねません。そういう評価は最も避けたいと思うはずです。ですので、転職の理由はプライベートの問題であるとか、上司ではなく会社全体の方針とのギャップであるとか、上司とは違う場所に理由を求めましょう。もし本当は上司が原因だったとしても、これは大人のマナーです。

上司がこれに納得してくれれば、感情的なわだかまりもなくなるはずです。また、自分の部下であれば、それなりに愛情もあるものなので、逆に応援してくれる可能性が高くなります。

これを伝えるには、単刀直入に面と上司に向かって説明するのが最も早いし、案ずるより産むがやすしだと思います。ただ、上司との関係にもよりますので、メールを使ったり、打ち合わせの中で何となく匂わせたりなど、伝え方は工夫してみてくださいね。

立つ鳥後を濁さず、という言葉がありますが、円満退社は転職の基本。感情のちょっとしたズレが大きな問題になってしまいますので、転職までの期間は、その方法も含めて細心の注意を払いましょう。いずれにせよ会社での転職活動は非常にリスクが高いと思いますよ。

ターレス今井氏

回答者プロフィール

ターレス今井
CarriageWay Consulting代表。

1973年生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科卒業後、某IT企業に入社。シリコンバレー絶頂期には、米国の技術を日本にいち早く導入するというミッションのもと、いくつかのプロダクトを日本に導入。また、方法論を伴った形での技術導入の必要性にも着目し、米国コンサルタントから学び、訳書も手がける。その後、独自プロダクトの開発にも力を入れ、マーケティング、プリセールス、プロジェクトマネジメントを一任される。
2002年にCarriageWayConsultingを設立し、ビジネススキルと仕事術に関する講演や執筆活動を中心に活躍中。2万部を越す読者を持つメールマガジンを日刊(1日2回)発行している。共著には「SEライフVOL.1〜SEが28歳までに身につける28の力(技術評論社)」メディア掲載には、「会社を辞めずに簡単に出来る週末起業」、「行列のできるメルマガ作成入門」、「THE21」、「早朝起業」、「仕事とパソコン」など。
・情報処理技術者:プロジェクトマネージャ、システム監査
・米国PMI認定 PMP

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