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アルバイトをしながら長期求職活動中。正社員になるのは無理?

レベル3

リストラや吸収合併などで図らずも1年単位で転職を繰り返してしまい、現在長期求職活動中です。今はアルバイトで、正社員途用制度はありません。正社員として働きたいのですが、転職するにしても、このままいるにしてもアルバイトから正社員への道は遠いのでしょうか。

(モーリス高田 男性・30)
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レベル1

長い間転職相談をやっていて、多くの皆さんが同じようなパターンで悩んでいることがよく分かります。

「病気をしてしまって……」
「やりたい仕事がなくって……」
「なかなか採用されなくて……」
「手に職がなくって……」
こういう現状は、人それぞれなのですが、最後の言葉がほぼ同じ。

「もう私はダメなのでしょうか?」

このような言葉で終わります。

「どうしたら良いでしょうか?」「うまい方法はあるでしょうか?」
という質問の仕方であれば前向きなのですが、「ダメでしょうか?」というのは、かなり後ろ向きです。

質問の内容はほぼ同じ意味です。しかし、質問の仕方が後ろ向きな場合、心が後ろ向きになっているのです。書き方だけでそういう精神状態なのがわかります。

後ろ向きの時、人は過去の失敗や、嫌いな人にされた仕打ちなどを繰り返し思い出していることが多いですね。そして、思考は堂々めぐりになっていて、解決のパズルは手詰まり状態です。

この考え方を続けていると堂々めぐりから抜け出せません。こういう場合に必要なのは、新しい情報を頭の中に入れてやることです。

同じ知識、同じ考え方ではいつまで経っても同じ答えしか出てきませんが、新しい知識や新しい発想ができれば、新しい答えが出てくるもの。

また、世の中のことを知れば知るほど、悩みは減っていきます。というのは、世の中で起こっていることの原因と結果を理解していれば、どんな出来事に対しても冷静で居られますし、対処方法が見えてくるからです。

仏教は知恵の宗教だと言われています。世の中の道理を理解することで、自分の身に降りかかる事柄に一喜一憂しない。それが仏教でいう悟りの境地です。まさにこれなのです。この悟りの境地を目指して知識を蓄えて、知恵を身につけましょうということなのです。

一番手軽なのは本を読むことです。ビジネス書がおすすめですが、小説やエッセイなども良いでしょう。

また、いろんな人の話を聞くことも、視点を変える効果があります。特に、活き活きしている人の話を聞くと、世の中の見え方も良い方向に変わってくることがあります。テレビやラジオ、映画にWebサイト……など特に後ろ向きな考えが浮かぶ時には、いろんな情報を頭に入れるようにしましょう。マイナス思考を一旦止めることにもなります。

悟りを開くところまではいかなくても、試してみれば、かなり改善するはずです。転職するにしても、そのままいるにしても、正社員への道は開けていくと思いますよ。

ターレス今井氏

回答者プロフィール

ターレス今井
CarriageWay Consulting代表。

1973年生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科卒業後、某IT企業に入社。シリコンバレー絶頂期には、米国の技術を日本にいち早く導入するというミッションのもと、いくつかのプロダクトを日本に導入。また、方法論を伴った形での技術導入の必要性にも着目し、米国コンサルタントから学び、訳書も手がける。その後、独自プロダクトの開発にも力を入れ、マーケティング、プリセールス、プロジェクトマネジメントを一任される。
2002年にCarriageWayConsultingを設立し、ビジネススキルと仕事術に関する講演や執筆活動を中心に活躍中。2万部を越す読者を持つメールマガジンを日刊(1日2回)発行している。共著には「SEライフVOL.1〜SEが28歳までに身につける28の力(技術評論社)」メディア掲載には、「会社を辞めずに簡単に出来る週末起業」、「行列のできるメルマガ作成入門」、「THE21」、「早朝起業」、「仕事とパソコン」など。
・情報処理技術者:プロジェクトマネージャ、システム監査
・米国PMI認定 PMP

【編集部からのお知らせ】

 今回を持ちまして、「メンタルタフネス 転職相談」も最終回となりました。たくさんの質問をいただき、すべてに答えられたわけではありませんが、掲載された41問の質問の中に、アナタの悩みに似たものがきっとあることと思います。読んでいただき、少しでもお役に立てば幸いです。

 キャリアアップや働き方などは、多かれ少なかれ皆が悩んでいることかと思います。最近はキャリア相談の窓口などが増えてきましたが、結局、少し背中を押してあげることくらいしかできません。どう動くか、何に決めるかは結局自分自身。今後とも輝けるようなキャリアが待っていることを心より願っております。

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