転職失敗談2
合格のサイン
次にRさんが紹介した人材も、面接での感触は好評だった。しかし、クラアントからの返事はなぜか不合格。疑問に思ったRさんはクライアント担当者に、再度ヒアリングを行った……。(→前編はこちら
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話しこむ面接
落ち込むBさんをフォローしながらも、RさんはA社の要望に応えて新しい人材を紹介しなければなりません。次にRさんが選んだのは、Cさんという人物。
 Rさんが思うに、Cさんはキャリアやスキル面では、正直ギリギリのレベル。しかし、何よりも人当たりが良く、やる気もあります。その点を評価してもらえれば、うまくいくかもしれません。
 CさんのキャリアシートをA社に提出し、話をしたところ、
 「一度会ってみたい」
 との返事があり、Rさんは前以上に注意を払って、Cさんを面接へと送り出したのでした。

 そして面接後。成り行きが気になったRさんは、Cさんと連絡をとってみました。
 「面接は和やかでしたよ。ずいぶん たくさん話をしましたよ……いろんな話ですよ、家族のこととか……あ、お子さんの話なんかもされてましたね。時間ですか?1時間以上は話してたんじゃないですか?」
 ずいぶんと話が弾んだようです。しかし、前回のことがあるRさんは、一抹の不安が付きまといます。
 どことなく安堵感ただようCさんに、
 「結果が出るまで、まだ安心は出来ませんよ
 と、クギをさしておくことも忘れません。
 
 そして翌週、A社より入った面接の結果は、またしても「不合格」だったのです。
和やか面接の真相
面接に行く人行く人、機嫌良く帰ってくるのですが、結果には結びつきません。
 このままでは何人紹介しても同じだと思ったRさん、A社の担当者に会い、もう一度募集人材についての、細かいヒアリングを行うことにしました。
 その際、何度も話題に上った、長い面接時間のことも聞いてみました。
 「ずいぶん長く面接のお時間をとっていただいてるみたいですが……?」
 「ああ、そうですよね、長いですよね……。私が面接に不馴れなのもあるんですが、最初にお話して『何かちがう』と思っても、わざわざご紹介いただいた方を、すぐお返しるわけにもいきませんで……つい世間話をしてしまうんですよ」
 「それで、ご家族の話まで?」
 「採用が難しい人に、採用に関する話を進めることもできません。世間話をしていても、だんだんと自分自身が盛り上がってしまって、つい、いろいろと話してしまったんですが……いけなかったでしょうか?」
 「あの、お気持ちはありがたいのですが、応募者からすると、面接で話が盛り上がるということは、結果を期待してしまうんです。プライベートなお話も、担当者と意気投合したと思われてしまいます」
 「はあ」
 「我々のミスマッチをなくすという意味でも、お気付きの点は、いち早くお知らせいただきたいんです」
 Rさんは、この、応募者にまで気を使ってしまう担当者と話し込み、紹介人材のニーズだけでなく、採用担当としての心得までこんこんと諭したということです。
サクセスポイント
今回はココが問題!
仕事に無関係な会話は雑談です
どれだけ面接で盛り上がっても、それは担当者とあなたの個人的な話題です。採用条件まで話し合っても、内定が出なかったケースもあります。採用関係の話題もそこそこの場合は、単なる場つなぎの可能性も。
これでサクセス!
得意分野を知る
人材紹介会社にも、得意な業種・業界があります。系列会社ならばその親会社やグループの業界に精通しているといえます。また、コンサルタント個人にも得意とする業界があります。コンサルタントのキャリアもぜひチェックしましょう。
・…→ Text & Illustration 山本ちず
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